speak like a...child

 

 

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[ubai] - 2005年09月15日(木)

風が急に冷たくなった。

季節の移ろいの報せはあからさまだ。
窓を開けたまま寝るのはそろそろやめようと思う。


ここ数日は夜更かしばかり。

眠れないわけではない。眠らないだけ。
ディスプレイと本に、と言っても漫画の類だが、
ずっと視覚を酷使している。目薬とブルーベリーを用意した。


そういえば珍しく小説も買った。
例年のこの時期特有の行動習性でもある。

このまま生活サイクルがずれていって、そのうち夜明けまで
起きているようになり、不意に明け方に走り出すようになる。

もうすぐそんな周期がやってくるだろう。
8年目の自分は実に単純だ。


高円寺で見た恋人同士のことをたまに考える。

柔らかくて穏やかな空気で辺りを包み込むのは、
それぞれが持てる特性なのだろうか。

初々しくも幼稚な未熟さは生まず、
円熟味のある居心地の良さを醸し出していた。
不思議な気持ちにさせてくれたのだった。


心が通い合うということは難しい。

常に時間がかかるかと思えば、そうではないときもある。
通り一辺倒の取り組みではいけないということである。

それでも最後は運と縁に縋るだろうか。


「るー」と「ぬー」で伝わる会話がある。

なんとなく、生まれた。
それをすごく幸せに思っている。

そこから何を生むわけでもない。
ただ、そこに在ることで満たされる気がする。

それだけでいい。
僕が欲しいのはそれくらいのもの。

あんまり欲張ると掌からこぼれ落ちてしまうから。


星に願いを。



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