||〜*…clover…*〜||
There are all in one.
◆cloverに出てくる人々◇|*|◇エンピツ書きに48の質問◆
2012年11月21日(水) |
窓から落ちたら終わる物語 |
大丈夫だと応える彼女の認識と現実と感覚には絶対的な温度差があって、其の差を埋める術を彼女は持たない。
大丈夫なわけがないというのは当たり前の話で、おかしいのは彼女がそれをなお覆してしまうだけの何かを持っていた。
其れだけの話である。
言葉にするのも馬鹿馬鹿しく 余計な地雷を踏むばかりで 崩折れるまでは失速も出来ないのだろう
本人が気付かない 周りも気付かない それが痛みだと解らない だから痛いと思われない
馬鹿馬鹿しすぎて それじゃあ本当に殺すしかないじゃないか
或いは
馬鹿馬鹿しすぎて 言葉にもならない
それでも 欠片を集めて彼女は呟く 世界には救いしかないのだと 悲鳴は幻想なのだと
あたしはこんなにも恵まれているのだと。
てめえが欲しいのはそれじゃないんだろう
というツッコミは聞き流されるだけで。
だから 世界は一言に終息されるだけで。
「つかれた」
と。
走っているその理由すら わからなくなっているんじゃあるまいか。
窓から見える青空が ああ 青い。
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