||〜*…clover…*〜||
There are all in one.
◆cloverに出てくる人々◇|*|◇エンピツ書きに48の質問◆
「こんにちは」 「あれ?めずらしいじゃん、どーしたの」
その郵便屋があたしのもとに来たのは本当に久しぶりで、あたしは眼をぱちぱちと。
「いや、何か困ってるんじゃないかと思って」
そういって郵便屋はヘラリと笑い、あたしは少し泣きそうな顔でその郵便屋にヘラリと笑みを返した。
「困ってるよ物凄く」 「でしょうね」 「何とかしてよ」 「そうですね」 「どうしたらいいのかな」
郵便屋は何も答えずにへらりと笑って、そっとあたしの頭を撫でた。 「大丈夫ですよ、貴女なら」 「大丈夫じゃないよ全然」 「大丈夫」 「大丈夫なわけないじゃん」
そんなやり取りの後、郵便屋はどこか悲しげに笑って。
「私は、貴女とこの場所で会えてよかったと「うそつき」
どうして、人は、優しい嘘ばかりつくのだろう。 そうして、優しくて優しくて優しすぎる。
「出したい手紙があるんだ。またね」 「ええ」
そんなやり取りをして、私と、優しい優しい郵便屋は、ドアのところで別れた。
+ + + + +
あたしは、別に、今までも大丈夫だったよ。 だから、これからも大丈夫。 無理してるわけじゃないから、これまでと同じようにただ、見守っているだけでいいから。 何もしなくていい。必要ない。
見られてると思うと自然にできなくなってしまうから、ドキドキハラハラするかもしれないけど。 バカだなあって思いながらあきれてくれていいよ。笑ってくれていいよ。
緊張もストレスも、時には必要だから。 怖いことはいっぱいあるけど、大丈夫。 だから今まで通り見てるいだけで。 みんなのことを平等に見ているだけで。
私はつい欲しがってしまうから、見るのには適さないんだよ。
もう少し自分のコントロールができるようになるまで、今までと同じように一人で、ただ、見ていて。 できるだけ、一日一回ここで日記を紡げるように頑張るから。
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