「愛情をかけすぎて変な子に育つなんて有り得ないわよ。 ほら、だってこんなに良い子に育ったじゃない」私の肩を撫でながら発した能天気な彼女の一言で、しばらく静かにしていた小さな私が、また心と頭の中で泣き出した。いいかげん気付いてよ。自分は『愛情』と『エゴの押し付け』を間違えてたってことに。