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★ この背に木漏れ日を
この荒んだ地に 生まれ落ちた 僕らみんな 金の輪を奪われ 翼失くした 堕天使だね 永遠という名を 知ることの無い 人間たちだね
あなたの背中 全て失くして からっぽで さみしくって でもなぜか 大きく見えた
終末の糸 紡ぐのは 空の彼方 雲の向う 金の輪の 正天使達 銀の輪の 堕天使が 土に汚れ 雫に濡れ 選ぶのは 始りだけ
光より 優しく淡い木漏れ日を 透き通る水晶より 氷の欠片を 艶やかな金より すがすがしい銀を 輝ける終焉よりも 希望に満ちた始まりを
あなたの背中 ここに感じて 初めて知る ここに僕らが 天使を捨て 生まれた意味を
堕天使たちよ そう 始まりがここにある どんな日も 見つけてゆこう 幾つもの始まりと 幾つもの終わりとを
木漏れ日を 自由なこの背に浴び 氷に飾られた大地 足で踏みしめ 静かな銀の輪を 心の中に抱いて 輝ける終焉よりも 希望に満ちた始まりを
堕天使たちよ そう 永遠はないけれど いつの日か 見つけ出したい 終わることの無い始まりを
2002年04月19日(金)
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