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★★
★ ○No home
並んだ自動販売機 人の波を誘う看板 無意味な暗い電灯 家屋から暖かな光 置いてけぼりの子犬にはちょっと眩しい 街の明るさを反射してしまいそうな 涙に濡れた顔を伏せて歩いた あたしは黙ったまんま拳を握り 顔を伏せて罪びとのように歩いた
海に落ちたサカナタチのように 一人で生まれ 親も知らずに 一人で生きて 自由気ままに
そうしていつか君だけに 君だけに出会えていたのなら
ここは心休め羽を広げる そんな場所だなんて誰が言ったの こんなところでじっとしている悔しさを 晴らすためいつも旅に出る 足を汚しても腕に傷がついても 血を吐き汗を飲みくだしながら それでもお願い この道を一人で
空を駆けるワタリドリのように 朝日へ飛んで 振り返らずに 夕日と飛んで 帰る場所無く
そうしていつか君だけを 君だけを求めていられたら
2002年07月04日(木)
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