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■ monky food
俺は猿 桜の花弁を奪い合う 桜色の味のする ハナビラを食う
ひらひらと舞い降りる その優雅な薄い 他の奴らと争ってでも 食べたい
滅多に味わえない ゆっくり舌の上で転がし 鼻腔に微香を行き渡らせ 脳に記憶を叩き込め 一気に喉の奥まで 染み渡る薄い桜
生き抜いて 食したい 俺の花弁 その美しいモノを 春だけと言わず いつも喰いたいのさ 喰ってから悔いたいのさ 秘密の花園の果実を 喰う喜びを その原罪を 現在もまた
そう 俺は猿 桜の花弁を食う猿 そんな俺も いつか去る
2005年04月10日(日)
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