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■ 君の場所まで
帰ろう 帰ろう 君が住む場所まで
還ろう 還ろう 君が逝ったその場所まで
孵ろう 孵ろう 君のその体の中まで
返ろう 返ろう 君がいた場所まで
何もかえりはしないだろう そんなことをしても どんなことをしても
風が聴こえ 雨が降り 雲は流れ 太陽は眩しく 月は浮かび 星は輝く
君がいた季節 ともにいた時間 同じ空気を
君は逝ってしまった 違う世界へ 君は行ってしまった 手の届かない場所へ 君は入ってしまった その川の向こうへ
肉が裂け 骨が朽ち 君の体が無くなってしまっても 僕だけは覚えている
いつか僕も行くよ まだ少し早いけど ここで少し頑張れたなら ゆっくり待っていて
いつか僕も帰るから 君がいる場所まで
いつか僕も還るから 君が逝った場所まで
いつか僕も孵るから 君が生まれ往く場所まで
いつか僕も返るから 二人がいた場所まで
君が眠るその場所へ 僕もすぐに逝くよ
2005年06月16日(木)
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