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■ ゴッホの朝
退屈な夜に たまりかねて 夜明けに外に出た 飛び出した通りで
朝焼けを見た ゴッホが描いた 赤くクレナイに焼けた一面
クールベでもなく シャガールでもない
大きな雲がうねっていた 強く長く動いていた 西へ西へ流れながら 何か大きなものが 動くのを感じる
地球の向こう側から 照らし出す その煉獄の炎のような 輝く夜明け やがて桃色に染まる 貼り付いていた闇を ゆっくり燃やし始める
そして僕は ゴッホが描いたソラを ずっとずっと 眺めていた ただ眺めていたんだ
こんな街の美術館 毎朝変わりゆくアート うっとりするんだ そして君の顔を見たくなるんだ 君の窓から見えるだろうか こんな美しい夜明けが ゴッホのソラが
ただそれは一瞬の展示品 あっという間に消えてしまう 誰かが誰かを想う気持ち 色んな色に遷り変わり やがて水色になるだろう そして僕らにも朝が訪れる そんな誰にも朝はやってくる 晴れる夜! ハレルヤ!
2005年09月06日(火)
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