闇の底に...Cuckoo

 

 

おかえり - 2006年09月11日(月)

彼の用で会場まで送り迎えをした
体重は5キロ減ったし今も減り続ける
毎日メールが来る
夜電話するとお互い泣きそうになる
戻って来いと言う
相手の女性とはメールを続ける
戻れないと答える
寂しくてメールをしてしまう


何もかもが矛盾していて
今にも崩れそうで
それでいてなぜか崩れずに
そこにあるものが今までと同じでは無いと
わかっていながら
わからない振りをしているような

目の前に大きな崖があって
それを知っているのに
おしゃべりを続けて歩き続けてるような
妙であってギリギリな生活

作り笑いになっていると
知り合いに言われるまで気が付かなくて
嫌な癖の再発だなと思い
タバコを持つ手が震えていると言われ
それはかなり驚いた

一緒にすごした三年は幸せだった

そう思えたしそう言った
そしたら彼は

それを4年にして5年にして10年にしようよ

そう掠れた声で言った
無理なのは知っている
完全に壊れた信頼関係を修復するのに
この三年以上の年月を要するだろうし
そんな事ができない人間だって
十分わかっている

気が向くままに
このまま流れに沿って
生きていくのもいいけれど
それじゃぁ今までと変わらないのだろう
そして
今までの人生を納得しているわけでもないのだから
どうせ幸せを失ったんだし
何か始めてみるのも悪くない

弱い女は嫌いだ
あたしは強い
そう言い聞かせながら眠りに付く
そんな毎日を
また繰り返そう

おかえり
ココがあたしの世界
闇の底の世界

水鳥。


...




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