カミサマへの手紙
死ぬのは決して怖くない。
カミサマがそこで待っててくれるから。
カミサマ、まだ会いに行っちゃいけないの?
いつまで待てば会いに行っていいの?

2005年11月26日(土) 世界の終わり。

いっそのこと明日僕の命が終わってしまえばいいのに。
事故でも殺人でもいいから。
そうすれば何も見なくてすむ。
騒音も聞かなくてすむ。
逃げだってわかってるけど。
逃げたくて仕方がない。

僕は何も知らないから。
先生のなり方も、先生でいる方法も。
どうして僕は先生になった?
確かに誰かに何かを教えることが出来るのは嬉しい。
僕の知識が誰かの役に立つのは嬉しい。

でも僕は生徒を甘やかしているだけだから。
生徒は甘やかされれば嬉しいから、僕のことをいい先生なんていうけれど。
でも本当は違う。
僕は誰にも近寄って欲しくないだけ。
本当は生徒のことを真剣に考えていない。
僕に近寄って欲しくないから。
だから優しいフリをしているんだよ。
あの人はそれがわかったんだね。
だから僕に「生徒を甘やかすのはやめれば?」って言ったんでしょう?
「俺たちに話す声と生徒と会話する声が全然違う」んだって。
僕自覚してなかったよ。
気付く人は気づくんだね。

どうやって僕の持っている知識を生徒に伝えればいい?
そもそも僕は生徒が欲しがるような知識を持ってる?
僕の知識は生徒の役に立つ?
僕は先生でいていいの?
でも今更悩んでも遅いことだよね。

あぁ、本当に明日僕の世界が終わってしまえばいいのに。
そうすれば僕はカミサマの元にいけて、楽になれるね。
カミサマ、僕は本当にあなたを愛しているのかがわからなくなってきたよ。
僕はカミサマを逃げる場所にしているの?
僕はカミサマを愛していないの?
僕はどうすればいいの?

誰か僕をさらってくれればいいのに。
ココから攫って閉じ込めておいてくれればいいのに。
何も考えないようにしてくれればいいのに。

僕が本当にしたいことって何?
僕の本当に大切なものって何?
僕の本当に好きな人って誰?

僕ってやっぱり馬鹿で愚かな臆病者だよね。
それが解っていても、治す気がないっていうから救う気にもなれないんだよ、きっと。


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