物凄い速さであたしの頭上を駆ける一瞬日陰になったアスファルト黒い染みは動きを止めないあたしを無視して通り過ぎていくそれでいい自由に飼い慣らされて一人で哀しみに暮れるそんな鳥の本心をあたしはきっと知ってしまったから