窓から見える風景無常 稚拙な絵画は微動だにしない 眺めてる君は今日も歌を唄う 「滅びの呪文よ」と誇らしげに薄っすらと笑って
横たわるその細い 身体が何を求めてるか 知りたくてでも冷たい手からは判らない
君が本当に壊したいのは 此処から見える小さな世界 君が本当に崩したいのは 此処から見えない哀しい世界
見飽きた風景退屈凌ぎに 崩壊する街を想像して二人で笑うんだ
遠くを見つめる君の 視線は何を捕らえるか 揺れる枝か飛び立つ鳥の群れか
君が本当に壊したいのは 自分自身の身体と心 君が本当に崩したいのは 積み上げられた記憶と想い出
でも君が本当に守りたいのは 大丈夫判っているから 怖がらないで 好きな歌だけ 好きなだけ唄って
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