快賊日記「funnyface」

2007年06月07日(木) 砂を蹴る

まだ蕾の方が多い花を買って
海へ行きました。
空は何となく雨を思わせる天気。
それでも零れ落ちてはいけないと
必死で耐えてるように雲の切れ間に
日差しが見え隠れする。
私はといえば、暗く冷えた部屋を思い出していた。
記憶は鮮明に蘇る。
私よりももっと悲しい人を思い出せば、
まぶたの痛みも当然の事。
呵責は耐えがたく、悲しみは繰り返す。
冷たい風に煽られながら、一歩一歩
踏みしめるように砂を蹴る。
頼りは掌から伝わるぬくもりだけ。
そのぬくもりを頼りに、明日も私は生きて行く。
胸のペンダントを握り締め、時々あなたを思い出し、
今日と同じ日を毎年心に刻みながら、
あなたの分もと、生きて行く。


 < 過去  INDEX  未来 >


快賊船 [HOMEPAGE]

My追加