家族と嵐。

この週末は、家族がわざわざ全国から（オオゲサ）集まって来た。果ては名古屋から、東京から、こんなところまであの小さな軽自動車に乗って。
夜に来たのでそのまま山奥の中華料理店で食事した。道中、雨の中にリスがちょこちょこと身動き一つせずにたたずんでいるのは不思議だった。大嵐だったのにねえ。

集まってみた感想は、「家族っていいね」ってことだ。
もう、色々と話したい事が次から次へと出てくる。別に、何を喋ろうとか、面白いネタがあるわけじゃないけど、喋ることには事欠かなかった。普段は、というか今まで寡黙だった僕がべらべらと喋るもんだから、他の家族までべらべらと喋って、母なんか特に久々に鬱憤を晴らせたようでもあった。
そんな、とりとめもない話も、ちょっと重要な話もすべて家族だから素直に楽しめるのかも。15ヶ月も離れ離れだったから、全員で会うことができて本当に良かったなあ。

次の日はホテルで朝食を食べて、軽く町内をぐるっと回った。晴れていたら、見晴らしのいい高台とか、お花畑とか案内できたのに。全員帰ったあと、雲間から晴れ間が見えてきた。あんなに風もビュービュー吹いていたのに。

それにしても、前回友達が来たときも雨だったから、なんとなく自分が雨男のような気がしてきた。まさに、嵐のように来て、嵐のように去っていった家族だった。