日記でもなく、手紙でもなく
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2003年07月18日(金) |
東京都庁舎と電通ビル |
建築家の隈研吾氏が、東京の<ビルディング十選>を日経朝刊文化欄に連載。その最後の9回目と10回目には、それぞれ都庁舎と電通本社ビルが選ばれた(17日&本日18日)。 90年代の<官のバブル>の時代に建った都市の負債として、東京庁舎を位置づけながらも、時代の墓標にはふさわしいデザインとも評価したり、電通本社ビルは、自己消去を狙いながらも自己消去のデザインほど実はよく目立つと断じていたりするところなど、なかなか強烈な皮肉を飛ばしていて、特に面白かった。
今年の7月の夏日というのは、まだ1日しかないそうだ。 確かに、今年はまだ、カッと照りつける陽射しには、ほとんどお目にかかっていないし、夜も比較的涼しい日が多いので、窓を閉めて寝ていたり、掛布団をしっかりかぶって寝ていたりもする。
2年前は本当に暑い夏だった。そんなことを歩きながらふと思い出す。
2003年07月12日(土) |
カテリーナ・ヴァレンテ&ルイス・ボンファ |
久しぶりにまあまあの天気。天気が良くなるとかなり暑くなる。 府中まで行った帰り、京王線府中駅から新宿まで。
新宿駅東口を出たところにある高野では、本日のオススメが白桃のジュース。見ると飲みたくなる。一口飲んでみると、白桃の甘さが口の中いっぱいに広がる。
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ディスク・ユニオン本店の4F、ラテン・ブラジルのフロアを物色すると、今までどこの店でも見かけなかったスペイン盤のスペイン&ラテン圏の2枚組ヴォーカル盤が10点ほど、平台に置かれている。 マシエルVol.2、ロシオ・デュルカルVol.2(どういうわけか、どちらもVol.1は、ない)、あるいは初めて名前を見るようなスペイン風の衣装の女性の盤などがあって、つい手元に確保してしまう。
レジのところで、このシリーズ、出してないのが他にもありますが、と店のお兄さんが出してくれたものの、その中には欲しいものがなくて、少しホッとしてしまう。 そのフロアの小さい入り口を出て、エレベーターに乗ろうとして、何気に右手の壁に貼られた新譜の案内の中に、国内盤で「カテリーナ・ヴァレンテ&ルイス・ボンファ」のタイトルが目に飛び込んできた。 一瞬、どきりとする。
このアルバムは、宮坂不二生・監修「ボサノヴァ・レコード事典」(ボンバ・レコード刊)の中に出ていて、何しろ一度は聞いてみたいと思った盤。(<いつか聴いた歌>のページ、2002年4月17日付の項参照)
慌てて店内に戻り、レジのお兄さんに尋ねてみると、6/28発売予定だったのですが、少し遅れている、とのこと。すいません、という表情としぐさで答えてくれる。 これが出てくるとは思わなかった。
家に帰って、CDジャーナルの7月号を見直してみると、これからの発売予定CDのページに確かに出ていた。しかし、分類項目が<ジャズ>の項目に入っている。(どうも、それで見落としたらしい。) また、楽しみがひとつ増えた。
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