日記でもなく、手紙でもなく
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2003年09月19日(金) |
神戸メリケンパーク・オリエンタルホテル |
久しぶりの神戸。 メリケンパークにあるオリエンタルホテルが、開業8周年記念ということで、平日だと破格のお値段で泊まれるという。一番良さそうに思ったのが、シングルでもベランダが付いていること。窓の開かないホテルではない、ということで、これだけでも開放感がある。
三宮の駅前から、送迎バスが出ており、それでホテルまで。 チェックインすると、最上階のレストランがある1F下のフロア。部屋に入ると、さすがにシングルといえど、ベッドとライティング・デスクだけで精一杯というようなビジネスホテルとは違う。これくらいのスペースがあるシングルなら、本当にゆとりが感じられる。これはバスルームも同じ。
ベランダに出ると、正面に神戸ポート・タワー、その背後に(既に暗くてやっと輪郭がわかる程度だが)六甲を望む部屋。椅子と小さなテーブルが置かれていて、そこに座って、風に吹かれているだけでも気持ちが良い。
繁華街をあちこち動き回りたい人には、あまり向かないタイプのホテルだが、ホテルでゆっくりしたい人には、なかなか良いホテルだと思った。
台風が本州に近づいているようだ。
先週の土曜日、東京駅の丸の内北口を出て(地下鉄丸の内線へ乗り換える階段の少し手前から見ると)やや左手の道路脇に、どういうわけか怪しくペイントされたかなり大きい牛の置物が放置されている。なんでこんなところに、こんな牛が置いてあるのか、理解に苦しんでいた。 ある美術系のネット上の掲示板を見ていたら、「カウ・パレード東京」という、道路などの公共スペースを用いた<アート・イベント>がこの丸の内エリアで展開されているとのこと。 64頭というか、64体というか、それだけの数のペイントされた牛(Cow)の置物が、そのエリアのあちこちに置かれている(装ったパレード状態にある)。そういうことで、このような名前のイベントになっているようだ。 既に、世界のあちこちで行われていることも、下のURLで示したサイトに記載されている。
http://cowmarunouchi.jp/index.html
全部見るのは結構疲れそうな感じだが、丸の内北口のそばで見つけたのは、その第63番目の牛だった。(そこそこ名前の知られた人によって、ペイントされている牛もいるようだ。) しかし、一体だけの牛を見て、そのようなことに思い至るような人は、さぞ少ないことだろうと思ってしまう。やはり、ところどころに(例えばこの東京駅丸の内北口に置かれた牛の側などには、ぜひぜひ)、カウパレード(東京)そのものの簡単な説明が欲しかったと思う。 東京駅から地下鉄に乗ってしまう人の中にも、こんなことをやってるのなら、他にも見ておこうかという人が、結構いそうな気がしないでもない。 期間終了後、これらの「牛」の置物はオークションにかけられ、その収益はチャリティーとして慈善団体に寄付されることになっているらしい。 日本では、ちょっと珍しいというか、アジアでは日本で初めて開催されたイベント。
2003年09月10日(水) |
ソフィー(プエルトリコ)のアルバム、CD化再発 |
銀座山野を覗くと、プエルトリコの女性歌手、ソフィー(Sophy)のアルバムのCD化再発盤が棚に一枚置かれていた。"Al Ritmo de la Noche(夜のリズムで)"というアルバム(DiscoHIT DHCD-2054-2)。 最近ぽつぽつと、この人のCD化再発盤などを見かけるようになってきた。これで昨年からCD化3枚目(DiscoHITレーベルからは2枚目)の盤になる。最近では、たいていサルサのコーナーに置かれることが多いようだが、それでもラテン・ポップスやボレロなどを歌わせても、かなり高いレベルの表現力を持っている。 ソフィーの声の特長というのは、ボレロなどを歌っても、変にベトッとしないところ、ちょっとつれない感じで歌うような感じもあるのだが、そこらへんが好きか嫌いか分かれるところかもしれない。たいていなかなか姉御っぽい感じの写真で写っている。
米SONY(旧CBS-Latin)から、以前この人の「ベスト20」という編集CDが出ていたが、日本にはほとんど入ってこなかった記憶がある。これだけは、同じそのシリーズで出ていたクラウデア・デ・コロムビアの盤とともに、今でも残念に思っているところ。 同じラテンのコーナーには、メキシコのOrfeonレーベルから今年出た、Tania Libertad y Fetiche "Sabor Latino Vol.1"(JCD-13908/2枚組)の編集盤。こちらは、リベルタとフェティチェの曲を交互に配した盤。恐らくリベルタのほうは、既にCDで出ている曲が大半を占めるような気がするが、フェティチェのほうは今まで聞いた記憶がほとんどなく、リベルタと組み合わされるくらいの歌手なら、悪くはないに違いないと思い、値段も3000円の1割引きということになってさほど高くないので購入する。
ジャズ・ヴォーカルのコーナーには、英Vocalionから今年出たらしいダイナ・ショアの2枚組(54曲)CDが入荷していた。これは本当にCD1枚分の価格設定。Vocalionレーベルというのは、以前英Deccaのレーベルで発売されていた音源をCD化して発売することが多い。この盤についても、CD化され既に出ているものとは、同じ曲を歌っているものでも、少なくとも音源が異なるものが大半を占めているのではないかと思う。
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