日記でもなく、手紙でもなく
DiaryINDEX|past|will
2004年01月29日(木) |
渡辺謙のアカデミー賞助演男優賞ノミネート |
渡辺謙がアカデミー賞助演男優賞ノミネートのニュースを知ったのが昨日。なかなか気持ちの良いニュース。 ただ、同時に、やはりハリウッド映画(Last Samurai)に出ないと、日本の俳優も、なかなか国際的であるということを認めてもらいにくい、ということも実感。もちろん、アカデミー賞そのものも、ハリウッド(=合衆国文化普及促進の象徴)映画振興策の一つであるから、それはそれでしょうがないとも思う。
今日のニュースでは、ハリウッド『3大映画会社が共同で』映画化する米国のベストセラー小説「メモワール・オブ・ア・ゲイシャ」(邦訳タイトル「さゆり」)の出演オファーも届いているとか。『』でくくったところが、なかなか珍しいところだろう。予算が大きくなって、リスク分散させようとしているのだろうか? いずれにせよ、どんどん出たほうが良いと思ったりもする。
2004年01月20日(火) |
ポール・モーリアの国内オリジナル・アルバムBOXセット |
1960年代から70年代にかけて、日本で発売されたポール・モーリアのオリジナル・アルバムが、そのままCD化された。限定盤でしかも個々にバラ売りされないのは残念だが、ボックス・セットのVol.1&2、各ボックスには10枚のアルバムが、当時の見開きジャケットの縮小CDサイズで収められている。 当初は12月の半ばに出る予定だったものが、1ヶ月延びたようだ。
12月にHMVで取り寄せてもらうことにしていたら、やっと今日入荷したという連絡があった。
数曲入りCDがそれぞれ1枚オマケでついている。ボックス外側にも、過去LPで発売された時の写真が付いており、それを見るだけでも本当に懐かしいような気持ちにおそわれる。 LPからCDへメディアが変わっていく80年代頃だったと思うが、数寄屋橋のハンターを週一回くらいは必ず覗いていた時期がある。その頃には、ちょうどこのボックス・セットに収められているような、初期のモーリアのアルバムでも、良く見かけたものだった。価格も700円〜1000円ほどで出ていた記憶もある。
それを結構買い込んでいたつもりだったが、それでも今回のボックス・セットのジャケットを見ると、2枚ほどは(当時の中古店でも)見かけたことのない盤。
なお、今まではこの60〜70年代半ば頃の録音のCD化は、モーリア自身が(編曲や録音面で気に入らない部分などがあったりして)封印してしまい、一部の曲を除いてCDとしては発売されてこなかったという。今回のCD化再発も、日本だけの発売になるらしい。 確かに、日本にはその初期から、モーリアの熱烈なファンがかなりいることも関係があるのだろう。 今後、このボックス・セットのVol.3やVol.4なども予定されているということで、それも楽しみではあるが、もう一方では、モーリアがとりわけ輝いていた時期の録音というのは、今回の内容に凝縮されているような気もするところ。 *****
他にセール中の店頭を見ていて、M&Iレーベルから出ているかなり多数のアイテムが15%引きになっており、今まで結構気になりながら手を出していなかったヨーロピアン・ジャズ・トリオの「哀愁のヨーロッパ」「幻想のアダージョ」「悲しみのアンジー」「哀愁のリベルタンゴ」「マドンナの宝石」、仲宗根かほるの「フレグランス」「TABOO」「パパはマンボがお好き」の8点をまとめて入手する。
2004年01月17日(土) |
再び、六本木ヒルズへ |
昨年できたばかりの時は、やたらの人ですぐそのビルから出てしまった六本木ヒルズ。 最上階にある森美術館の企画展<ハピネス>が明日までで終了ということもあり、また今日はオールナイトで早朝6時までオープンしているということもあり、再度六本木ヒルズまで行ってみることにした。
六本木駅着午後9時半過ぎ。 地下鉄の駅を出て、森美術館/展望台行きエレベーターのところまで歩いていくと、かなり雪が降り始めてきていた。
さすがにチケットを買うのも、エレベーターに乗るのにも、さほど時間をとられることはなかった。ただ、上層階にはコインロッカーが置かれていないので、このエレベーターの乗り場に近いところのロッカーに荷物や傘などを置いておくことになる。 52階で下り、展示ルートは、エスカレーターでもう1つ上がった会場から見ていくことになる。会場内はかなりの人で賑わっている感じ。それでも会場スペースが比較的ゆったりしているため、さほど混雑している感じはない。
ひととおり(映像作品を除き)展示を見終わった後で、美術館の出口(入口)に近いカフェでエスプレッソを飲んでから、展望台のほうに足を向ける。 ガラスの外は、大粒の雪が乱舞していて、このビルに入ってきたときよりも降りは強くなっている。
多くの人がガラスにへばりついて外を見ているのだが、さすがに雪の日ということで、遠景はぼんやりしてしまう。 2ヶ所ほど、オープンエアの展望スペースもあり、回転ドアを通ってここへ出ると、一気に冷たい外気に触れる。張られた網をすり抜けて、雪が顔にかかってくる。
たぶん、ここへ来るのなら、昼間ではなくて、休みの前の日の、雨や雪が降っていない夜が良さそうだ、などとも思ったりする。
|