日記でもなく、手紙でもなく
DiaryINDEXpastwill


2004年06月12日(土) 汐留Acela

 午後4時過ぎ、汐留にある松下電工4FにあるNAISミュージアムへ。
 見終わってからトイレに行きたくなって、ショールームのあるフロアの個室へ入ろうとした時、便器の蓋が自動的に開く。一瞬感動してしまう。

 10時過ぎに家で食事をして、それまで何も食べていなかったので急に空腹になり、近くの店を物色。決してまあまあの雰囲気で、これは安い!と思えるような感じの店はあまりない感じもする。寿司屋も回転寿司と一般的な寿司屋があったが、後者のほうは十貫ほどで、下から二番目のセットだと3200円。築地だと、ランチでこの値段だとかなり高級な店になってしまう。

 うろうろしていると、近江牛を使ったハンバーグ・ランチを売りものにしているAcelaという店があったので、そこへ入ってみることにする。
 さすがにこの新興ビジネスエリア汐留でたかだか1260円という価格であるため、さほど期待はできないとは思ってはいた。確かに小さめのハンバーグに揚げ物のポテトとキャベツを添えたプレートに、ライスがつく程度。ただ、味はなかなか良かった。これならまた来ても良いと思える。変なくどさがなくて、美味しく食べてしまう。


2004年06月04日(金) 三宮・モントレ神戸

 夕方の新幹線で神戸まで。
 
 普通神戸に来るようなときは、一度大阪経由でやってくることがほとんどだった。
 今回は、直接新神戸まで出て、地下鉄で三宮まで。新幹線の中で、かなり熟睡する。

 地下鉄一駅で三宮。
 駅から地上に出たところの位置感覚がゼロ。かなり焦ってしまう。やはり地上の駅だと、大体の見当がつく感じなのだが、地下鉄だと方角が全くわからないことがままある。

 行ったり来たりしながらうろうろしていると、(かなり時間をロスしたが)なんとか目印の東急ハンズがわかり、ホテルへ向かう方角がわかる。やれやれ。
 モントレ神戸は、雑然とした飲食店街のど真ん中にあるようなホテルだ。ヨーロッパのお城の雰囲気が売りというホテルらしいのだが、こんな場所にあると、(夜にここへ到着すると)妖しいラブ・ホテルまがいに見えなくもない。
 中に入ると、全く雑踏の音が遮断されてしまう。


2004年04月26日(月) 吉祥院天満宮

 朝、更新されて表示されるネットのニュースのタイトルを見たら、子供の頃住んでいた家のすぐそばにあった天満宮の春祭りの記事が出ていた。
 昨日の春季大祭の核が、豊作祈願であるのは日本各地の春祭りと変わりはない。ただ、鉦と太鼓、笛などによる六斎念仏が奉納されるというイベントが付随することで、少し有名なところもある。そのような比較的派手な念仏の中で、獅子や土蜘蛛の踊りが絡まり、見世物的な要素もあったりする。

 土蜘蛛の踊りの中には、(細い紙で作られた)蜘蛛の糸をぱぁーっと投げるところがあり、子供にとってはそこがまさにクライマックスの一瞬。
 ただ、六斎「念仏」そのものは、子供にとってはかなりかったるいものであることも事実だった。

 ちょうど家から小学校までの通学路の途中にあった神社で、学校の帰りにはここで少し時間をつぶしたり、遊んでいたことを今でもよく覚えているし、祭りの露店には、当時子供向けパチンコ店やスマートボールの店なども出ていて、今から考えると不思議な雰囲気があった。

 平安期、空也上人により始められたとされる六斎念仏は、室町時代に庶民芸能として普及したと言われている−−、そんな記事を読んで、京都らしく長い時間がその中にこめられていたことをあらためて知る。



riviera70fm |MAIL