日記でもなく、手紙でもなく
DiaryINDEXpastwill


2006年01月03日(火) 鎌倉

 昨日2日は雨模様。初詣の出足はかなりくじかれたようです。
 今日鎌倉まで行ってきました。

 鶴岡八幡宮は何しろ人が多いのでパスして、最近は鎌倉宮へ直行することが増えています。
 今年も鎌倉宮へそのまま行ったのですが、到着してぎょっとしました。いつでもここは空いているのに、人が並んでいる!
 ただ単にお賽銭を投げ入れてお参りするという行列ではなかったので少し安心しましたが、これはお祓いを受ける人の行列でした。しかし、ここでこれだけ人が並んでいるのを初めて見ました。

 その後荏柄神社へ寄ります。ここも参拝するのに少しだけですが並びました。これも初めてのこと。
 鶴岡にもちょっと入ってみたのですが、並んでいる人の多さを見ると、やっぱり途中でくじけてしまいました。
 
 年々、鎌倉へ初詣に来る人が増えているような印象を受けます。確かに初詣に来て、ちょっと食事ができるまあまあの店があったり、おみやげを買ったりできるような街というのは、東京近辺だとこの鎌倉かもしれない、などと思ったりもするところです。

 東京でもいいのでしょうけれど、明治神宮とか日枝神社あたりだと、ごひいきの店はまだ開いてないでしょうね。
 千葉の成田山、川崎大師、大宮の氷川神社....初詣以外の楽しみが、鎌倉に比べるとちょっと少ない感じもします。
 やはり楽しめる要素が大きいところが勝ってしまうようです。

 鎌倉駅方面から小町通りに入り、一本目の角を右に入ったところに私の好きな蕎麦屋のなかむら庵があります。そば粉の割合がかなり多い、太打の田舎蕎麦です。奥歯で噛みしめて食べる蕎麦。ここは冬でも冷たい蕎麦を勧めます。
 できれば私が寄りたい店の第一位なのですけど、お正月に鎌倉に来てここに入った(入れた)ためしはありません。ここもどういうわけか待つ人が多くなって、最近は待つ人がこの前に来て、ノートに人数を書き込むようになったりしています。
 かつて、小町通りに面したところにあった店ですが、その頃はカウンターだけの小さい店だったと記憶します。当時のほうが待たずに入れたのが、懐かしい限りです。


2005年09月22日(木) 広めのお部屋

 6月に京都に来たときは、三条の橋に近いRというホテルに泊まりました。少し古いホテルですが、何しろそこそこ広い部屋が1万円でした。しかもこの時は予約していたタイプの部屋がまだ掃除が終わっていないということで、その値段でとても広いツインの部屋に泊まれてしまいました。

 今回やはり同じホテルでも良かったのですが、午後9時過ぎに駅に着いて三条までだとちょっと遠いということで、駅前のCを予約しておきました。

 シングルで予約すると、(確かにそこそこのホテルで)7〜8千円出せば泊まれるところは山ほどあるわけですけど、最近はネットで予約すると、かなり水準の高い(シングルが少ない)ホテルでも、(平日もしくは翌日が平日の日曜だと)ダブルやツインの部屋が京都や大阪なら1万円ちょっとで泊まれるということもわかってきました。(東京だと残念ながらかなり高くなってしまうようですけど。)
 もちろん夜比較的遅く着くし、寝るだけだろうと言われれば確かにそうなのですが、歳をとってくると、やはりシングルのせせこましい部屋だと、部屋に入った時の気分がイマイチなのですね。
 気分良く寝られることの値段というのは、ひょっとしたらお金に換えにくいようなところもある、そんなふうにも思ってしまいます。
 20代くらいまでの若いときなら、そんな感覚は絶対持たなかったでしょうね。疲れて横になればぐっすり眠れてしまいましたから。

 で、Cホテルへ9時過ぎにフロントへ到着。チェックインの時に、本日は広めのお部屋をご用意させていただきました、なんて言われてしまいました。
 ベルの女性に案内されてその部屋の前まで。
 何と、スイート・ルームです。内心、ひぇっ!と驚いてしまいました。

 ホテルも時空間を切り売りする商売です。ある商品はその日限り。客が埋まってなんぼの商売です。ありがたく使わせていただくことにしました。

 さすがに、広い。
 入り口のドアを開け、さらにもうひとつのガラスのドアを開けたところに、ソファとTV、それに2人がゆったりお茶でも飲めるテーブルと椅子が置かれた部屋。ビジネスホテルのシングルよりずっと広い部屋。その部屋のドアを開けたところにWのかなりゆったりしたベッドルーム。その部屋のドアの先にバスルーム。
 一人で使うには本当に広すぎるくらいです。


2005年07月23日(土) 地震による交通麻痺

 午後7時に、人に会うことになっていた。少し早めに出たのが良かったのか悪かったのか。

 王子を過ぎたところで電車がストップしてしまう。また人が線路に立ち入ったか、あるいは人身事故か?と思っていた。午後4時半過ぎで、まだ待ち合わせ時間には余裕があるので、別に焦ることもないし―――
 と思ったら、車内アナウンス。
 「ただ今関東地区にかなり大きな地震が発生した模様です。全ての電車、JRも地下鉄も全ての電車が現在ストップしております。安全確認をしていますので、そのまましばらくお待ち下さい。」
 電車に揺られていると、地震など全く分からなかった。

 10分以上停車していた後、とりあえず上中里駅まで電車を動かすというアナウンス。上中里まで動くのは良いにしても、その駅にいっても、他の路線に乗り換えられるわけではないので、しょうがないなぁ、時間もあるしこの電車が動くのを少し待とうかとも思っていた。
 携帯でニュース記事を見てみると、震度5強の地震、震源地千葉県北西部というのが出ていた。震度5強というのは、ちょうど4月に、福岡から東京へ戻る日の朝に体験したのと同じ大きさ。
 上中里の駅ホームから自宅に電話を入れてみると、結構揺れたこと、揺れている時間が長かったという話を聞く。それでも物が倒れたり落ちてきたりということにはならなかったようだ。
 
 30分経過し、1時間以上たっても、まだ動く気配がない。焦ってくる。
 既に埼京線や高崎線・宇都宮線などは運転再開しているのだが、どうも東京〜品川間を通過している路線は動く気配がないようだ。山手線もまだダメらしい。
 
 ただ、上中里にいる限り当分動きが取れないように思い、とりあえず山手線が動いてはいないものの、田端まで歩こうと思い、駅の改札を出てしまう。
 もう少し状況把握ができていれば、王子に出たほうが正しい選択だったようにも思う。が、こういうときは、目的地に近いほうの駅に何となく足が向いてしまっていた。(結局、この選択は悪くはなかったのだけれど。)
 
 改札を出たところには、かなり多くの人が手持ち無沙汰な雰囲気で改札の中を窺ったり、しゃがみこんでいたりする。小さい駅なので(本当に初めて降りた駅だが)、タクシーは当然一台もいない(もともと少なそうだ)。
 歩き始めた時反対方向から個人タクシーが2台ほどやっていきたが、どちらも『回送』の表示。こういう時に、回送はないだろうとも思ってしまう。
 
 曇り空の下、線路沿いに歩くことにする。7月下旬にしては、比較的涼しく、歩いていても汗をほとんどかかない。ちょっと救われた気もするが、山手線から別れた京浜東北線の駅と駅の間の距離は、少し長くなるので、かなり距離があるとは思っていた。(後で地図を見たら、駒込駅までのほうがずっと近いこともわかったのだが。)
 ところが7〜8分ほど歩いていたら、右手の道からタクシーがきて、ちょうど歩いている道路にぶつかるところで止まり、そこで降りる人がいた。ラッキー。
 
 池袋駅まで出ることにする。
 全くこのあたりには詳しくない、という運転手。ただ、先の客は高田馬場から乗ってここまできたので、ちょうど戻る感覚なのだという。
 途中、路線バスが停留所で止まったところを抜いていく時に、バスの中を横目で見ると満員状態。反対方向からのバスも全く同じ雰囲気だった。
 池袋から少し更に動いて、待ち合わせには無事間に合う。
 
 池袋駅も、山手線がまだ動かないので、バス停で待つ人の長蛇の列。歩道が狭くなってしまっている。改札の周辺も人でごったがえしている。山手線が止まるだけでも、なかなか大変なことになるのがよくわかる。
 結局山手線が動き出したのは午後7時をかなり回った頃のようだった。3時間ほど動かなかったことになる。7時少し前に、駅のアナウンスでは、東京と品川間の点検は終わったらしいのだが、そこから更に時間がかかったらしい。
 ひどかったのは中央線。午後9時に回復、京葉線などは午後11時だったとのこと。
 平日だと通勤客がもっと多いし、場合により酒も入ったりして、もっと大変なことになっていたに違いない。まだ土曜日で良かった?


riviera70fm |MAIL