今日はエリザガラコンの東京公演の前売り日だった。 9:40には携帯と子機を準備して…10時になるかならないかで 電話をかけ始め…「よっしゃ〜。1時間はがんばるべぇ!!!」と 思いっきり意気込んでいたのに…10:11… 「こちらはチケットぴ○です。こちらでご予約頂ける公演のチケットは 全数完売となりました。」 …な、なに〜??? まだ10分しかかけてへんやん。 いくら小さい劇場ゆーたっておかしいやん。
ため息よりも嘆きの声に近い息がもれた。
そして「そういえば、あんなに超豪華なキャストやもん。 それぞれがそれぞれのFCにFC枠用意してるもんなぁ。 一般なんて片手分くらいしか出てへんのやろなぁ。」 と思ってしまった。
これって宝塚でのトップさんの千秋楽よりも競争率高いんやろな。
あ〜、どないしよ。どないしたら見れるんやろか。
東京じゃないとかよちゃん…出ないしなぁ。 絶対見たいよなぁ…。
なんともいえない気分だね。
先日宙組トップ和央さんが退団発表した。
誰もが「え?はなちゃんは?」と思ったはずだ。 いろいろな憶測が飛び交い、一喜一憂したはずだ。
今日、夕方「花總さん、退団しはるで。」と友達が言った。 この日は宝塚で某団体の同窓会のお手伝いをしていた。 約50人のイベントで準備に追われた日々を送っていた。 その当日のことだった。 50人の中にはヅカ仲間もたくさんいた。 その中からの声だった。
6時半からの会のための準備をしている最中の声だった。 もうもちきりだ。
思えば花總さんは常に等身大だった。 等身大のナターシャだったし、等身大のシシィだった。
トップ娘役に就任してからの年月は誰もが周知。 その間に各組のトップさん交代劇は繰り返されてきた。
今や宝塚を代表するゴールデンコンビと言われている。
そりゃね、2年弱で繰り返される交代劇の中、この就任期間だもの。 他の組のトップさんたちに比べてゴールデンでなければ困るというものだ。
好き嫌いはあると思うけれども、花總さんのお芝居は好きだった。 あそこまで上官たっぷりに役になり切れてしまうのは並大抵のことではないと思う。
タイトルロールを繰り返しても「なるほど。」だ。
ほんとにいろいろな気持ちが飛び交い、誰も彼もがさまざまな意見を持っているだろう。
そんな中鮮明に思い出すのは初演シシィとカルメン。
努力の人なんだろうな…と思う。
2年前も雨だった。私は行かなかったけど、雨だった。 今年は妹と「早起きして行こうね。」と決めた。
朝7時半に待ち合わせ。 週間天気予報では曇りだったのに朝からなにやら怪しげな空。 レインコートを用意して御堂筋へ。
「どこがよく見えるやろなぁ。」と言いながらとぼとぼ歩く。 やたら人が多い。いや、ファンじゃなくてボランティアの人が多い。 沿道という沿道を埋め尽くす多さだ。
「よっしゃ。ここや。」と決めたのはちょうどパレードの真ん中らへん。
雨が降って来た。ようしゃなく降って来た。 どぼどぼどぼ〜といった具合の雨。
パレードが目の前を通過するのは10:50の予定。 今はまだ8時過ぎ…。 「まだまだやんなぁ。」
たわいのない話をし、何度時計を見てもたいして時間は過ぎていない。
たわいのない話もネタ切れになる。
目の前にはあいかわらず、たくさんのおまわりさんと警備会社の人がいる。 そうだなぁ…5m間隔くらいかなぁ。 そこへさっきのボランティアのおばちゃんたちが入ってきた。 これもまた多い。3mもあかずにおばちゃん、おばちゃん、そしておばちゃん。
「資金不足って人員多すぎや。」 ボランティアはみんなロゴの入ったキャップとジャケットを着ている。 「お金かけすぎや。そりゃ資金ないわ。」 そう思った人は多いやろう。
でも私たちの前にいたおばちゃんがおもしろかった。 そのへんの…というか近所のおばちゃん状態でしゃべったりした。
さ〜ていよいよセレモニーに引き続き、パレードやでぇ。 …という時、上空には報道ヘリが2機。 バリバリバリバリバリバリバリバリ……。 う、う、うるさいっちゅうねんっ!!! なんも聞こえへんやんかっ!!!
そんなことを言いながら待つ…ひたすら待つ。 お?雨も小降りになってきたんちゃうん?
「あ、来たで。見えたで。」 そういう声と共に音が聞こえ始め、1台目のフロートが見え始めた。
っきゃ〜〜〜〜〜〜〜っ!!! あたり一帯黄色い歓声が沸き起こる。
「かねもと〜〜〜〜っ! やの〜〜〜〜っ!!!」 きゃ――――っ!!!
あっという間に1台目。そして2台目…3台目。
キャーと言って5分くらい。3台とも…行ってしまった…。 あっという間に見えなくなってしまった。
は?終わった?3時間半待って…5分?
気が抜けた。めちゃめちゃ気が抜けた。
でも見たかった選手たちが見れたのでやっぱりうれしかった。
それにしてもなんで2回とも雨なんかなぁ。
妹と「寒いね。寒いね。」と言いながら、カレーうどんを食べて帰った。
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