*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 秋桜ゆれて...

君がくれた贈り物は
僕の心をそっと包んだ

薄紫色の和紙と
二重の薄桃色和紙

秋風に揺れる
秋桜の花のよう

いつか見れるだろうか
君と二人だけの
夕焼けの空

いつも
窓辺にもたれて

夜空を眺めては
遠き彼方に
想いを馳せる

きっと
いつか...

きっと
もうすぐ

約束だよ〜

流れ星さん!



2002年10月03日(木)



 黄昏て....旅人

秋風に吹かれて
僕は何を
憂ういているのだろうか

落ち葉が舞うように
転がった道端

積乱雲の空に
飛行機雲で
青に白で
宙を翔る

夕暮れの旋律に
寂しさを同居させ

また

孤独な
旅人となる...

君を探して
僕は
歩いた

足音と影絵が
僕の
背後に忍び寄る

刹那の風
喧騒を
掻き消して



2002年10月02日(水)



 タンポポの綿毛のパラソルに乗って

ねぇ〜未来なんて
何処にあるのかしらね
タンポポの綿毛のパラソルで
あのお空に飛んだら

ねぇ〜あなたには
今何が見える?
あの丘を越えて
林を抜けて
森の中の
小道に

私は
今日も
そっと
そっと
そして
逞しく

踏まれても
踏まれても
なお
また咲き続ける
あのタンポポの花のように

そして
あなたのもとに
そっと
心が寄り添って
ふわふわ
綿毛が揺れている

舞い上がったその先に
希望と抱かかえてくれる

あなたがきっといるから

そして優しく抱き寄せる
私の温かい心で
あなたを包み込む

タンポポ揺れて
おひさま
笑った

2001年11月08日(木)
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