*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 真白き可愛い花よ

月の雫の涙が流れ落ちたら
僕は君を
君の溢れる心のカケラを
そっとこの掌に掬おう

君の震えが
背中から伝わって
僕は苦しいよ

今すぐ
君を驚かせないように
そっと
いいかい
そっと抱いても

愛しい君よ
月の雫の下に
そっと咲いた
真白き可愛い花よ

2003年03月28日(金)



 牧場の白羊

カランコロン
カウベルが響き渡る

碧の牧場の朝に
子羊群れを成し

駆けて来るよ
一目散に

また
はぐれちゃったんだね


大丈夫だよ
僕が連れてゆくよ
君のかあさんの所に

真ん丸目の番犬
まあ
僕はそんな輩さ



2003年03月27日(木)



 

ねぇ
お話聞いて

ねぇ
ちょっとでいいから

あなたの傍にいると
心が蝶のようになり

ふわりふわりと
あなたの肩先にとまる

ねぇ
頭をちょっとくっつけてもいい

ねぇ
少しこのままでいたいから

あなたに逢うと
どうして甘えん坊になるの

ねぇ
離さないで私の手を

ねぇ
そんなに見つめないで

恥かしさに頬染め
溶けてしまいそうだから

あなたの胸に抱かれて
今夜私は蝶になる



2003年03月12日(水)



 紅炎

鮮やかに染めゆく
紅(べに)色の君

呉れゆく藍(あい)の炎
藍の華は薄紅色の小花


末摘む花の君よ
由々しくあれ

天性の色白き
無垢な花よ

紅き潮の姿映し
頬に紅くさす翳りも

彷彿と
時を翔る鳥のように

あの蒼い空を
緋色桜色唐紅色へと

鮮やかに春萌ゆる
光を放ってはくれないかい

2003年03月08日(土)



 "The door of fantasy"(幻想の扉)    

幻想の扉が
薄らと現れる

渦巻のなかに
吸い込まれて
激しく揺れる
オーロラのよう


オーロラの下に
ピンク色の分子の光
激しく揺れる


宵闇にひとつの光が灯かり
夜空は曇って
雪がちらちら舞い降る



”幻想の扉”

空は晴れ出し
地平線から
オーロラが顔を出す


オーロラが
空に浮かぶ世界


それは神の存在を
信じたくなる神秘な調べ
.

夜空には星や月があり
オーロラが舞う
夜空を眺め
感動で震える


地球上の自然現象の中
最も神秘的な存在
それはあなた

The rainbow of aurora constructs
and the bell of peace is sounded in the bridge world.

(オーロラの虹の架け橋世界に平和の鐘を鳴らして)



2003年03月07日(金)
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