*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 【秋風に触れて】

爽やかな風が
そっと
頬を撫ぜてゆく

通り過ぎる風に
スカートの裾が
ふわっと舞う

傍らに
目をやれば
優しそうにリスが覗き込む

長閑な景色の中で
私は少しだけ
夢心地に酔いしれて
秋空に芝に倒れこむ


2003年09月21日(日)



 【月にキスして】

廻り遭い
辿り着く
何億光年の光のなかで

あなたと戯れ
光の煌きに
包まれた幻想の隣で

夏の海に
奇蹟のSummer snow
舞い降る

貴女の傍にも
願い星と深海(うみ)に
ダイブして
月にジャンプして
キスをした



2003年08月24日(日)



 【凛華星】

きらきらな瞳で見つめる君は
まだ幼子のように

時のいたずらが過ぎるのを
じっと大樹にしがみつき

ただ
ただ
じっと
待っている

ほら
もう大丈夫だよ

かおをあげてごらん
僕を信じて

瞬く星をみあげてごらんよ
ほらあの一番星が微笑んで

君においでと語りかけてるよ
君は決してひとりじゃないのだから

星空に優しいかあさん星と
頼もしいとうさん星が

さあ行こうねえさん月もにいさん月も
君に逢いたいとお出迎えだよ

もう怖がらないでいいんだよ
もう泣かないでいいんだよ

君はこの広い宇宙(そら)に輝く
凛と咲く星華のような
ひとつしかない姫星だから

ひとつしかない魂(いのち)の
きらきらひかる
凛華星


+++++++++++++++++++++++++++++++++++

※ 星乃藍(きらら☆)
---ひとつ輝く凛と咲く華のような星に捧げた賛歌
「逆凪 諒」さまの素敵な曲に心ゆだねて書いた作品です!

    これからも宜しくお願いします!
              
          きらら☆こと藍




2003年08月23日(土)



 【君は憧れの王子さま】

想い出したら
なんだか
君に逢いたくなったよ

大好きだけど
『好き』のひと言も
まだ君に云えないままで

今度逢いに行くね
話したい事沢山あるんだ

ただ君に逢いたい
恥ずかしがらないで
君と二人で逢えるか
正直不安だけど

今あと半年の命だとわかったら
君に逢いに行く

他愛無い話でいいから
コーヒーでも飲みながら
おしゃべりしたいな

大好きな私の憧れの王子さまと

2003年08月22日(金)



 【僕が鳥になった日】

光の帯が燦々と江ノ島の空から
あの時早朝
神々しい光が差し込んだ

数年前絶望の崖っぷち見て感動した光景
空を舞う鳶の群れ
哀しみのどん底で木霊した鳴き声


初めて孤独な私が鳥と会話して
口笛で鳴声まねて心で叫んだ
僕も君らみたいに自由に大空を飛びたいと


小雨の中松林に
江ノ島のテトラポットの上とことこと歩き
吹きつける飛沫と砂遠くにぽんぽん船

漁船の棚引く小旗と
誰ともわからない乗船している人に
大きく手を振った


僕はここで生きてるよ
もっともっと強くなりたいよ
打ちのめされた弱い自分が立ち上がれた日


2003年08月21日(木)
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