笑(詩にはなってません)



返してよ


あたしの笑顔を

返してよ


あたしは貴方の心を奪ったけど

もう返したじゃない


傷だらけにしたかもしれないけど

返したじゃない…


欲しかったけど

返したじゃない…


だから返してよ

ねぇ、腹いせにしたことなの?

あたしの笑顔

返してよ…



そうやって

嘲笑うの?

2001年12月22日(土)

痴戯



さぁ殺してあげるわ

これ以上 何もないのなら

貴方が背を向けるなら



あたしが殺してあげるわ




外は白い

貴方は赤い


素敵なChristmasね





さぁ殺してあげるわ

もう手に入らないなら

貴方が戯れるのなら

あたしが殺してあげる




そして抱き締めてあげるわ




サヨナラヲアゲル。


2001年12月21日(金)

残酷な告白



男は甘い言葉を吐き
あたしの心臓をえぐった
そして女にプレゼントして
甘い言葉を吐いた。
貴方はあたしから離れて行き
あたしは血まみれで独りきりだった。

この体は朝までもちそうにないから
貴方に助けてと呟いてみた。
貴方は来てくれるけど
傷は深まっていくばかりだった。


男は弱りゆくあたしの耳元で囁いた
「貴女は美しい。赤いドレスが よく似合う。」

生ぬるい鮮血が

あたしの目からこぼれた



あぁ貴方よ

ここに居て

あたしと一緒に

この体がもつまで踊って

2001年12月20日(木)

暗闇ニ泣ク月ノヨウニ。



寂しくて

貴方を求めてしまう


この手を耳を口を

何もなければ

寂しがる体がなければ

ナケレバ。。。

この耳が何も聞こえなければ
愛を囁く声を期待しなかった…

この目が何も見えなければ
見なくていいものがあったよ…

この口が何も喋らなければ
我侭も言わなかったね…




この体が貴方を知らなければ

私を苦しめるものはないのに。


ナイノニ。。。



まっすぐ笑えないよ

ワラエナイ。





けど笑っていたいよ



ねぇ


寂しいよ

2001年12月19日(水)

鳥籠の中の束縛



縛った羽根を

放してあげましょう

さぁ早く

私から逃れなさい。



いっそ飛べない鳥ならば
貴方を引きずって
苦しむこともないのに…



私は羽根をもぎって
あなたに持たせて
解き放した



幸せでいてください

笑っていてください

もう泣かないでください



明日を愛せるように

私を忘れてしまえばいい



2001年12月17日(月)

薬指の輝き




窓辺から射し込む光に

私の薬指をかざした

ダイヤモンドよりも綺麗だから

人は儚いものだと思った



空は果てしない


私はあてのない

道を


何所へ行くのだろう?


光の道しるべ

2001年12月16日(日)

殺戮よりも哀しきもの



空に続く階段のような気がして
屋上に続く階段が好きだった
そこにはあなたがいたから
もっと好きだった

屋上へと続く階段にはもう
あなたがいないから
あたしは屋上の鍵を開けたがった


あたしはカッターを持っていたけど
そこにナイフは転がっていたけど
あなたはピストルをくれたけど


あたしは屋上から飛びたかった


そこからは
あたしを殺めたがった人達が見えるから


あたしは屋上から飛びたかった


空に続く階段のような気がして
屋上に続く階段が好きだった
そこには小さな窓があって
射し込む光はあたしを戒めた


そこにはあなたがいる気がしたから
あたしは屋上の鍵を開けたかった


2001年12月15日(土)




触らないで

私は1人で歩けるから

触らないで


もう

平気なの

そう思い込んで歩いて行くの


触らないで


傷だらけになって

誰かが笑ってるけど

もう

どうでもいい




2001年12月14日(金)

Over the Rainbow



貴方にもらったオルゴールが


哀しい音で






泣いている



2001年12月13日(木)

不埒



もう二度と
会えなくなるの…?

それだけが
訊けなかった夜


目が覚めるまで
そばにいて…

2001年12月11日(火)

□■白昼夢■□ / 透花

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