ことばのかけら
桜子



 「だって つまらないじゃない?」

〜落ち込む事も 時にはあるよね
でも
いつまでも泣いていたって つまらないじゃない?〜

…笑ってしまうほどに驚いたよ。
あまりにも単純明快なその言葉。

―――でも
きっとそうだよね
もいちど笑ったら またいい事やってくるよね…
そんなことを信じてた あの頃に戻っていいよね?

ほっぺを林檎色に染めた
あの子が笑ってる顔が目に浮かんで
元気になれそう そんな気がした

2002年01月27日(日)



 ひまわり

冬の雨の日
苦手な片付け
フトした思い出 転がりだした

強い陽射しの中
地から立ち上る熱気の中
それでも真っ直ぐに
太陽に向かっていたんだ・・・
思わず笑顔になりました

ひまわりみたいな
ひたむきで素直な夏の記憶
ちゃんとしまっておきましょう
カラリと笑っていたあの時を
またきちんと思い出せるように

また あんな風に笑えるように!

2002年01月17日(木)



 ズキリ

何もかもに

諦めをつけてみたい

潔く キッパリと

「私は私らしく 前を向いて歩いていきたいんだ」

そう笑った貴女のように振る舞いたい


・・・心は 嘘をつけない

あたたかな流れに浸っていたいよ・・・


でも

それは 私の居場所でもない―――


何もかもに

諦めをつけてみたい

潔く キッパリと

「アタシなら一人でも大丈夫だよ」って

誰にでも大声で叫べたなら


―――キズつくのは 私たったひとり―――

2002年01月14日(月)



 ビタミン

どんな薬よりも
あなたが元気付けてくれた

それが 何よりのビタミン

悲しい夜もあるけれど
きっときっと
人はひとりなんかじゃないよね

2002年01月11日(金)



 ヒール

背伸びはしない
・・・きっと出来ない

無理して大人ぶってみたら
きっと可笑しくなって自分で笑ってしまうでしょう
これ以上子供ぶるのにも限界がある

人を判断していくのは きっと
年齢でも 経験でもない
私は私でいることしか出来ないよ

そうして出会っていく人が
今の私に必要な人



2002年01月09日(水)



 あのころ

あのころ

誰も自分のことなんて考えてくれなくて

きっと自分は独りなんだと

伸ばした手なんてどこにも届かなくて

きっと行き着く場所なんてないと


・・・そんな甘えたことばかり考えていた。

2002年01月08日(火)



 これからもずっと

手放したものは大きくて
また後ろを振り返って悔やんでしまいそう

あなたのあたたかさは 愛を超えていた
つながれた手のひらのような ふっと微笑んでしまうような
そんな心地よさだった

その手は 他の人へと差し出されてしまった
けれど あたしは もらったぬくもりを
他の誰かに伝えていけそうな気が・・・
そんな予感がするよ

ずっと変わらないでしょう
これからも 愛する気持ちに変わりは無い
大きく羽ばたいてくあなたの背中を
ずっとずっと見つめている

遠く遠く、その姿見えなくなっても―――――


2001年12月27日(木)



 しろいゆき

しろいゆきを みにいきたくて
いそいそでかけてゆきました

そとは つめたく きるよなきたかぜ
くもりぞらから あまつぶさえおちず

ゆきはみられなかったけど
このワクワクはわすれない

2001年12月22日(土)



 不公平な時間

平坦な毎日
だらりだらだら いつまでも続くように感じる

楽しい瞬間
本当にあっという間に過ぎてゆく

今日一日がキラキラしていて
明日からまたふつうの毎日に戻っていくのかな

だけど
今日思い切り笑えたから
それでいいね

長く長く続いていく日々
一日でも多く キラキラさせられるようにしていきたい
そんな風に思った

2001年12月21日(金)



 悲しみの責任

感情は 伝染しやすいものらしい
目の前の人が意味もなく笑っていると
つられて頬がほころぶように
ひとつぶ涙をこぼして愚痴れば
それは誰かを悲しませてる

わたしの感情は
わたしだけのものじゃなかった

一人で勝手に嘆いているだなんて嘘だった
こんなにもあなたを苦しめていただなんてごめんね

抱いた感情には 責任があるなんて
ゆうべ初めて知ったよ


2001年12月10日(月)
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