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■ 遠くを
そう あれは昨日の夕方のことでした 風にただ吹かれようと 陽にあたって全てを忘れようとしたのは
遠くの景色を眺めたら 心がスッとして どこかへ行ってみたいな なんて思ったクセに―――
流した気持ちは どこへ向かっていくのでしょう 忘れきれない気持ちもきっと いつかは流され だけどその経験は 皮肉にも生きる糧となる 結局 何かを本当に忘れることなんて出来ているのでしょうか
なぜか そんなことを考えもしました
あれは昨日の夕方のことでした 空をただただ見つめようと ぐいと背をそらしてみたのは
一面 一面 空でした どこまでもどこまでも 空ばかりでした
遠くを見つめる 思いをはせる 何故こんな気持ちになるのでしょう
それは 昨日の夕方のことでした
2002年06月03日(月)
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