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■ 変わらずそこにあるもの
雲は その形をとどめない 川は いつも同じ水を湛えない 時は いつしか色を変え 人は 気持ちは 悲しい位変わっていってしまう
木は 朽ち果てるまでその場を離れることはない 窓から眺める姫林檎が 今年も実をつけたことに微笑むのは その為 家は どっしりと構えて人を守り佇む 住み慣れた狭い家を目をつぶってでも歩いていけそうな幸福感
ずっと変わらずそこにあるもの 動かずそこにあり続けるもの 気付かぬうちに それは人に安心感を与えていると 今ようやく気が付いた
いつかは消えていくものばかりが溢れてる 変わらない事の偉大さを思う
2002年06月18日(火)
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