ことばのかけら
桜子



 今日気付いた 小さな発見

勝ち

って 意識したら

いつか

負け

を感じることになるんだろう


拳振り上げ 高らかに歌う人横目に

わたしは すっすと通り過ぎゆく

2003年03月30日(日)



 ありがとの理由

「ありがとう」って言いたいのは

この楽しい瞬間が

手に入れにくいものだと思うから


ただ 一緒に居る

それだけで

そんなひとときを

過ごさせてくれて

ホント いつもありがとう

2003年03月23日(日)



 Farewell・・・

いつもひとりだと
頼ってばかりだった
支えてくれる大きな小さな手と手
振り返ることもなくうつむいては気付かないで居た

降り積もった悲しみ
堰を切ったらとめどもなく…
人の前で 大きな声で泣いたのは何年ぶりでしょう

変わらなくては
変わらなくては
いつか隣に居る人も離れていきそうで
変われない
変われない
今日もわたしは昨日と同じところにとどまってる

さよなら
いつか
そんな自分に手を振れるのは
さよなら
いつか
あなたが離れるのと どっちが先だろう

2003年03月16日(日)



 ここで生きてく

忙しく打ち込んだり
そんな疲れを引きずって歩いたり
たまに友達とばったり会うこともあったり
そんな風に過ごしてる

これだけはどうしても
ココでしか話せないこと
そんな話をこぼしたら
自分を振り返り笑う余裕も出来たりして
明日もまた生きてく

またお茶でも飲もうかな
ふと 一瞬忘れる時間
すべて暖かくなった頃に
また ここから生きてく

2003年03月13日(木)



 ぱたぱた ぱたり

自分が解き放たれたとき
ぱたぱた ぱたぱた!
本当にそんな音をたてて ココロの窓が開いていった
…そう言っていた人がいた

ツラいけども立ち向かおう
そしてちょっと勇気を出して 自分を許してしまおう
ほっと力が抜けた瞬間
あの人ほど沢山ではないけれど

ぱたり…

ひとつふたつ 窓が開く音がした気がした

2003年03月07日(金)



 遠い人

手の届かないものばかり
欲しがるの
上手くいかなくなっても 
言い訳がつくからかも知れない

空を見上げたら
闇が降りる 少し前の時
あの人が好きそうな色をしていました

手の届かない恋ばかり
もとめてた
上手くいかなくなっても
諦めがつくから

…かも知れない

せめて この想いを許して
またここで留めるだけのものになってもいいから

叶わないもの
儚く散るといつも承知で
身を委ねてしまう 愚かな人間です

2003年03月06日(木)



 私の真実

たやすく人を信じてしまうの
無防備と言われようと
近づきたい 隣に居たい
知ってもらいたい その願いのほうが強いから
そうしていくうち 知り合えた人々

…時々
あなたがもし優しいふりだけの人だったら と
すっかり信じてしまってから不安になったりする
今度こそ失いたくはないのに
これもまた いつかは終わる瞬間なのかと…

また夜が明けて 朝の光がさして
ささやかに あなたを感じる時間が始まる

たやすく人を信じてしまうの
騙されようと でもこれでいいよね

怖いけれど 今日もやっぱりあなたは優しくて
その時感じたものだけを 信じていこう
余計な考えは捨てて
それがきっと 今の私にとって真実

2003年03月05日(水)



 いまはひとりで・・・

疲れも
空腹も
今何をしていたいのかさえ
感じられない

外のおいしい空気吸って気分を変えよう
…そんな気も 起こらない
人と話せば余計に沈んでしまうだろう
今は嘘臭い笑い声には耐えられない

ひとりの時間が必要なとき
ただ ただ
美味しいお茶だけ飲んで 目を閉じてしまおう
少し悲しいなら 音楽でも掛けて
案外と疲れてたことに気付くから

貴方を思う人は きっといる
きっといるから
この人に溢れた世の中で
孤独になるほうがきっと難しいから…

何も出来ないんじゃない
エネルギーが足りないだけ
いまはひとりで それをたくわえよう
もう自分を責めないで

この静かな時にもたれて
少し 眠ろう


2003年03月01日(土)



 かたわらの人

春風が吹くように自然に
人を好きになれていた時もあった

互いが互いを守りすぎるから
たったひとりの人と
出会うことすら 難しいこともあるけど

大切にしたいものは
変わらず「絆」であると思うなら
わたしには 大事に思う人は 沢山いる

その糸と糸とを
ずっとずっと 宝物にしていけますように



2003年02月14日(金)



 その先に 道

「もう諦めているんだ」と
ため息まじりにこの先を嘆き笑っていた
過ぎた年月は人を少しずつ変えていく

大きな夢や希望を抱くには
少し歳を取ったかも知れないけれど
ねえまだわたし達
諦めるなんて言うには早いよ

たとえくたびれ果てたって
わたしは道を探し続けることを止められない
偉そうなことなんて今のわたしに何一つ言えないけれど

ただ ほんの少し 目を上げてみて

2003年02月13日(木)
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