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2004年11月24日(水) |
一週間以上経ってから書いてます… |
吉祥寺で嵐子さんとお食事。 コンサートに向け、今までのスカートがちょっときついかもなーという話をしたら、リセットダイエットという「炭水化物(麺類・米・パン)・油分・糖分・お酒・大豆・乳製品禁止。肉・魚・野菜は好きなだけ食べてもいい。でも油を使った料理は駄目。朝はブレープルーツ半分と飲み物だけ」というダイエットの本を読ませてもらいました。前から話には聞いてはいたけど、久々にちゃんと資料を読ませてもらいました。 …嵐子さん、あんたすごいよ。 肉・魚・野菜好きなだけっていっても、やっぱりご飯・麺類・豆物・牛乳好きの私には、かなりしっかりとした試練になりそうです。まだお寺とかの精進料理の方が簡単そうだわ…。 でも夕飯だけでも実践すると違うかもということで、その後一週間夕飯をほとんど水炊き鍋orキムチ鍋にしてみました。一昨年買った一人用土鍋大活躍です。具は野菜たっぷり(白菜・水菜・きのこ等)、と豚肉。昆布でしっかり出汁をとって、ポン酢で楽しんだりつゆで楽しんだり…おお、これならそんなに食べなくても満腹だし、楽だし暖まるし、いいかも♪と思っていたんだけど、そういやあ春雨入れてた…。<豆製品(と、今気付いた。)
ちなみに、食後のコーヒーを飲みながら話を聞いてもらったり、彼女の仕事のストレスの不条理さに呆然としていたりしていたら、偶然同じお店に高校の後輩Tお氏が入ってきました。驚きすぎて大声あげちゃったし。新宿・吉祥寺はやたらと知り合いに遭遇するスポットではあるけど、同じ店、てのはちょっと珍しい…。 会社の後輩の男の子を連れていたTお氏は、なんかちょっと先輩っぽい空気も漂わせつつも結構いつも通りのマイペースな感じで、ボリュームありそうなメニューをがんがん平らげていました。後輩さんも結構話のテンポが良い、楽しいお兄さんだったので、思わず一緒におしゃべりしつつ長居しちゃいました。Tっちゃんお邪魔してごめんよー。でも楽しかったよー。(私信)
2004年11月23日(火) |
たっぷり楽しむ休日。 |
写真撮りまくり、物を頂きまくりの勤労感謝の日。 昼間は銀座のKIHACHIレストランで、会社の先輩(男性)の結婚披露宴。同期の女の子一同は会場のお洒落さにうきうきしていたけど、私はKIHACHIといわれてもソフトクリームしか思い浮かばない不届き者…。うろうろ会場まで迷っていたところを、同じ課の先輩に見つけていただき、なんとか時間どおり辿り着き、新郎となった先輩を祝福してきました。 しかし席についてみたら、自分らの席と高砂の間にある立派な柱のせいで新郎新婦の姿がほとんど見えないということが判明…。むう。いいのかあの造り。ま、まあでもあの柱のおかげで、課長や部長の席からうちらが見えなくて済んだから、ある意味助かったけど〜… ていうか参列者の95%、会社の人じゃん!と思っていたら式と披露宴はその前の土曜日に済ましていて、これは会社の人用の披露宴だった模様。社内結婚だからできる技だけど、とにかくスピーチがやり辛そうで。部長なんかは「祝日用の、無難なご挨拶ができないじゃないか」ってはっきりと言ってました。(いえ、聞いてるほうはそれでも全然構わないんですが…。)やっぱり結婚式といえば普通は全く見知っていない人が大半なわけだから、確かにスピーチはやりづらいですよね。新郎新婦の紹介っていっても、別に知っていることが皆たいして変わらないのだし。 まあ他部署の普段会わない人々の顔が見られただけで、陸の孤島状態のうちの課は新鮮味を味わってはいましたがね…。(他部署との関わりがほとんどない仕事な上に、立地も一番端っこ。)
それにしても、流石にお料理が絶品でした。綺麗で美味しくて豪華な上に、すごいボリューム。写真は「サッと炙った本マグロと林檎、アボカドトマトのサラダ 胡麻風味」。サラダです。コース二品目。まだボリューム軽めだった一品です。あまりに素敵だったので意地で全部食べたけど、かーなりお腹一杯。な、なるほど皆がうきうきするわけだ…(食べ物で理解するな)。右の写真に写っているお花は、女性の参列者一同に配られてました。荷物多くて大変だったけど、やっぱり綺麗なお花を貰えるのはうれしい。えへへ。
式が終った後は、お茶をしていくという同期たちと別れ、はなびとまさ公嬢(…変な呼び名。)と新宿で落ち合うことに。荷物はコインロッカーに入れ、雑貨屋を巡り姦しく楽しく笑い歩いたあとに、「お茶漬けバー」という不思議なコンセプトの飲み屋さんへ。はなびが見つけてくれたお店なのだけど、満腹状態でも楽しめるお店で感謝です。ひつまぶし茶漬け美味しかった……(じーん) で、そこではなびからパリ土産と、それぞれへの誕生日プレゼントを頂いたのだけど、あまりに楽しい品々だったので思わず撮影。 ちょっと暗くて分かりにくいのだけど、左がまさ公への卵形のたまごゆで機(ちゃんと足つき)、右が私へのペアグラス・かたわれ。グラスのハート柄は、冷たい水を入れると赤く変わるんですよ。んーむ凝ってるなー。
美味しい食事の後にアイスまで食べ(どうなってるんだ私の胃袋)〆にスタバでコーヒーを飲みながら三人で色々語っていたんですが。しゃべりながらストローの包み紙を千切っていたまさ公が唐突に、「Tシャツみたい」とか言い出す。手元を見たら確かに、千切った紙が偶然Tシャツっぽい形になっていたのだけど、それにしても唐突(笑)しかしそれで怯んでしまうような付き合いではない私ら。語りモードは継続しながらもなーぜか手遊び。そういえば高校時代、よく部室でだらだらしながら、紙一面に落描きしたりしていたな…なんてことを思い出してきました…。
で、結局出来上がったのがこれ→ 途中経過は正確に覚えていないのだけど、確か服とかスケボのメインのパーツはまさ公、犬のような面白みを添えるディテールがはなび、で、私は靴やら影やらと、後からつける効果をちまちまと。…性格出るなあ。崩してしまうのがちょっともったいない気がするできでした…。だからって夜中にスタバのテーブルを撮影している女三人の姿はさぞ異様だったろうなあと、後で我に帰ってみたりして…だって楽しかったんだもの…。
ちなみに楽しい気持ちで帰宅し、引き出物を開いてみたら、焼き菓子と立派な陶製のタンブラーが二本。…一日で4つもコップ類が増えました。使いたいけど、いつ使おう…。
コンサートのインターミッション中、ふと、変な物思いにとらわれました。
子どもの頃、自分がやり方を知らないことを他の人が上手にやっている所を見ていると、まるでその人が「魔法」を使っているように見えていました。 例えば母のやっていたお料理。運転。 例えば父のやっていた会社勤めそのもの。 例えば友達がこなしていた難しい算数の問題。 速く走ること。二本の縄跳びで跳ぶダブルノット…きりがありません。 その「魔法」には、いずれ自分が頑張れば、或いは時間さえ経てば習得できるだろうとおもっていたものと、あまりにすごすぎて自分には習得できなさそうだとはなから諦めていたものがありました。(…運動系はさっさと諦めた部類です…) で、「いずれはできそう」とさえ思っていれば、成長するに連れて色々な事を覚えていくうちに「魔法」は一つずつ消えていきました。当然なのだけど、「手順」が見えた時点でそれは「魔法」ではなくなり、「覚えればできること」になり、興味さえあればそれらを覚えていったのでした。だからある時期の自分は、「魔法」をだいぶ感じなくなっていたと思います。
でも大人になった今、私はまた、「魔法」をいろんな所で見ている気分です。子どもの頃とは違って、ただ時間の経過だけではもう身に付かなさそうな「魔法」。「手順」さえ分かっていればいいんじゃない。その「手順」をこなすための「やり方」がさらに難しい。向かい合ってこなそうと思うと、どんどん難しさが増えていき、やり遂げることはどんどん魔法じみていく。(そうやって感じている時点で、もしかしたら逃げているのかもしれないけど…。)
これからの自分は、今「魔法」と感じていることをいくつ消していけるのだろうと、なぜかカザルスホールのふかふかの椅子に身をうずめながら思ってきました。別に落ち込んでしまったとかではなく、プレーンに疑問に思ったんです。どうなんだろうなあ。
うーん。多分演奏があまりに素晴らしかったせいだよね。今日の東京ヴォイシズのコンサートは、本当の意味で魔法じみた素敵な演奏でした。
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