日の想い
幸花



 はる

梅が綻んだなと思っていたら
沈丁花・水仙・蓮華・雪柳・山吹・木蓮が咲き、
今はもう桜の季節に入りつつある。
花が咲き乱れる一番好きな季節だ。

1、2月はかなりどたばたしていたので
3月の土日は予定をつめないようにして
久々に色々写真を撮ろうかとも思っていたのだが
散歩などに出かけている割には案外撮っていない。
絵も久々にかこう!と思っていたのだが
これもあまりやってない。

手帳を見てみたら大まかに
総務事項の整理・楽器の練習・試験勉強してたようである。

総務事項といっても
靴磨きしていて減ってしまった靴を見つけたから修理に出すとか
冬ものを丁寧に片付けるとか。
銀行行って記帳するとか。
なおざりにしてたけど気になってたことの整理といったところ。

楽器の練習というのはレッスンの再開。
去年本番の数の割りに練習にさける時間が少なくて
基礎練習をおろそかにしていた結果、
楽器屋さんに魂柱を調整してもらう羽目になるわ音は飛ばなくなるわ。
そこで今年はちょっと反省して基礎練習に性を出すようにしている。

土日にしょっちう練習していたら母にはこの頃大学の時より
よく練習しているわよね、といわれた。
考えてもみれば大学の時と比べて明らかに曲の難易度が上がっているのに
練習に割ける時間は確実に減っている。
必死にならざるを得ない、ということかもしれない。

で最後の試験勉強、これは文字通りなのだが。
興味を持って学ぶことと点数って別なんである。
要するに時間を割いてるわりに点数に結びついてない。

受験の時の、点取りでないとこで点を取るのもいいんだけど・・・。
といってた日本史と英語教師の言葉が巡っている。

誰しもが知っていることを知らなくて
妙なところ(=自分の中で興味があった部分)で詳しかったりする。
でもテストって「誰しもが知っている」部分で点数が決まるのだ。
分かっているのだが、そいういうところは
覚えたそばから抜け落ちる・・・。

2006年03月26日(日)



 このところ

帰るのが早いので夕飯の時、家族が全員集合することが多い。

リビングでは就職活動中の弟の相談を受ける。
1つのメールへの返信を巡って父と私であれこれ言ったりする。
でも所謂社会人を経験してない母も侮れないもので
年の功というか手紙文句をしっかり知っていて勤め人を驚かせる。

また父は最近MP3のプレイヤーを買ってきた。
例のりんごのやつではないのだが操作ボタンが良く似ている。
慣れれば分かり易い作りな筈なのだが
それぞれのボタンに機能が分散しているのでちょっと使いにくいようで
電源が切れない!と憤慨している。
私が生まれた頃にパソコン買ってきてるぐらい新しいもの好きだったのだが
老眼になりつつあるようでマニュアルが億劫な年頃なのかなぁ
などと思いつつ父がお風呂に行ってる時に電源を落としてみた。

母は通販の洋服を眺めつつ、手持ちの服と似たものを頼もうかしら
と呟くので娘はちょっと偉そうに着まわし考えなさい
などと言ってみたりする。

書いていてこんな4人家族は仲が良いというのだろうなと思った。
無意識で会話してて平気な空間てうちを出るとそうはない。

2006年03月10日(金)



 齟齬

最近20代は暗黒時代って確かにそうかも。と思ったりする。
自分に全く自信が持てないから暗中模索するのである。

具体的には

やらなきゃ!
と思うのにうまくいかなくてからまわったり
そのつもりじゃなかったのに
そうかそんなにやらなきゃいけなかったのか!
と慌てて走り出したり。

そんなことの繰り返し。

去年はそうでもなかったのだがそうして生活していたら
くるくると糸がもつれていくような
はたまた歯車がぴんと1つ外れた感じで不安定な気分が続く。

この状況が年を重ね、経験や技術を積み重ねれば這い出せるものなのか
はたまたスタンスに問題があるのだか判断に迷うところである。

2006年03月09日(木)



 だーいえっとはあしたから

机の中を整理してたら1年ほど前に受けた自己診断結果が出てきた。
読み返してみて、還元された直後よりも実感の沸く記述が多かったことに少し驚いた。

当時忙しいながらもオケ活動をはじめ結構精力的に動いていたので
バイタリティとストレス耐性が低いことにほんのすこし違和感を感じていたのである。

しかしある意味修羅場を体験した今からすると
割と疲れやすいことと初めてのことにあわてる。
という側面を的確に言い当ているのである。

ちなみに常に胃が痛かったり、人目が気になって人との接触を絶ちたいと思う時は要注意とあった。
これには最近ちょっぴり実感があって困った。
身体休ませてやることが必要なのだろう。
でも身体を甘やかすのではなく大切にするのって難しいのだ。

2006年03月02日(木)



 日々要精進

健全な精神は健全な肉体に宿るって正しいよなと思う。

一度自分の限界が分かると次に備えることができてよい。
但し分かっていても回避できるというのもでもない。
今回は多分そろそろ、と思って多少気をつけてはいたのだがそもそも私には体力がない。
演奏会やらなにやらもあってとっくにピークを突破していて1週間ずれた。
顕在化した疲れはさらに歯痛をも招き精神的にも不安定だった気がする。
社内外問わず機嫌は最悪だし
悪態つけばそれが跳ね返るようにして自分に戻る悪循環。

そうやって悶々としていたある日、家のフローリングの床にできていたささくれが右の踵にささった。

自分ではとれなかったのであくる朝行き着けの小児科へ駆け込んだ。
幼稚園来からのおつきあいのおじいちゃん先生になんとか抜いてもらうと
ふといくつだっけね?と聞かれた。
24になりましたと答えると先生は右手の親指をぐっと立ててこれいるかね。
と言う。
どう答えたものかと逡巡していると
仕事はそこそこにしてそっちの方を大切にして子供生みなさいね。
20代ってのはお互いそういう体になってるんだから。

ほろりと泣きそうだったのは何故だろう。

2006年02月24日(金)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加