鼻くそ駄文日記
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2003年08月12日(火)

誰にもいえない
怒りを胸に秘める
陰口言うのも
悪くはない
ふぐは自分の
毒では死なない

思い通りに
ならないのは仕方ない
ぼくはこの世界に
否応なく投げ込まれただけ
いやになったら逃げてやれ

苦い水しか
ここにはないのか
苦い水しか
飲ませてくれないのか

どうせいつかは
死ぬんだから
深く悩む
ことはない

明日も必ず
来ると言うのに
思い込むだけ
ばからしいよ

苦い水で
十分じゃないか
甘い水は
悪人の飲むもの


2003年08月11日(月) 紫の稲妻

紫色に
空が光る
稲妻の雨が
降っている
君の本当の
気持ちはどうなの
稲妻が空を
裂いている

一緒にいるのに
そろそろ
疲れたかも
君は駅から
ずぶ濡れで
走ってきて
ぼくに言った

ぼくは君が好きだから
これからも一緒にいたい
だけどこんな雨じゃ
うまく言えないね

紫色に
空が光る
稲妻の雨が
降っている
君の本当の
気持ちはどうなの
稲妻が空を
裂いている

同じ雨に濡れ
見つめあう
困らせたくはない
好きだから
抱いただけ
君がもういいなら
ぼくは流されるよ

ぼくは君が好きだから
これからも一緒にいたい
だけどこんな雨だから
涙を流すよ


2003年08月10日(日) 裏目

月の丸い
空を見ながら
今年の夏を
感じていたい
あのとき誓った
夢を信じ
君を
忘れよう

額の汗を
人差し指で拭き
蚊取り線香
マッチを点ける
螺旋模様のぼくの心
出口はどこだ

君は
ぼくでは物足りなかった
実はぼくは
君に愛される男になろうと
自分を飾ってたんだ
それが
裏目に出たね

遠い空では
ロケット花火
笛の音が
とげとげしいよ
燃え尽きたんだ
ぼくの心
空に砕けよ

君の昨夜の
怒った顔が
いまのぼくを
まだ傷つけてる

君は
ぼくでは物足りなかった
実はぼくは
君を失いたくなくて
君を縛りつけた
それが
裏目に出たね


2003年08月09日(土) 夏の気持ち

いったい何に
むしゃくしゃしてるのか
それすらもわからない
誰かのせいか
自分が悪いか
考える気もなれない

君への距離も
短くならない
君が
ぼくのために
笑ってくれるのを
こんなにも
待っているのに

夏が気持ちを
高ぶらせるよ
ショーウインドウには
水着のマネキン
海へ行きたい
君を抱きたい
夏は素直に恋したい
夏のままに

愛の引力が弱すぎて
君はぼくの
ところにこない

あっという間に
お盆が来るよ
そしてすぐに夏も終わる
海にはくらげが
けだるい秋雨が
ぼくらを待っている

君はこの夏
ぼくのいない
思い出を
作っていて
真夏の空の下
セミのように
笑っていませんか

夏が気持ちを
あせらせるよ
浴衣を見ただけで
君の浴衣を思う
笑いあいたい
君を抱きたい
夏は自由に恋したい
夏のうちに


2003年08月08日(金) 暴風雨

言葉になんか
しなくていい
痛みを
ただ
受け止めよう

雨戸を閉めた
部屋でひとり
外の風は
激しすぎるよ

痛みで傷ついて
胸の中で
とぐろをまいて
この苦しみ
いつになれば
終わるんだろう

心の中で
アリが走っている
苦しさを
ただ
受け止めよう

なにもできない
飛べない鳥
ぼくにこの風
厳しすぎるよ

目から流れる大雨
暴風雨に
体がよろける
なんとなく
明日を信じて
ぼくは前へ歩く


2003年08月07日(木) マイナス思考

緑の木が
遠くに見える
焦げたアスファルト
熱い太陽

流れ落ちる汗が
ぼくの目を
閉じさせる

走れない
走りたくない
こんなことには
むいていない
頭によぎる
マイナス思考
息を吐いて
無理やりかき消す

あの木まで
走らなければ
ぼくは
昨日の
ぼくのままなんだ

自転車で
追い抜く奴がいる
冷たい水のペットボトル
口にくわえて

ぼくだけ
こんな苦労してる
勘違いが生まれる

マイナス思考だから
走れない
マイナス思考だから
できない
言い訳だけが
どんどん浮かぶ
息を吐いて
無理やりかき消す

あの木まで
走らなければ
マイナス思考は
終わらないんだ


2003年08月06日(水) 入道雲

夏がやってきた
勇気を出そう
君の前に
立ちはだかろう

ねえ
好きな人いるの

君の額に
汗が流れる
困ったように
君はうつむく

ずっと
ぼくは悩んでいた
いつかは
君に伝えたかった

ねえ
ぼくと付き合わない

ぼくの鼻の下に
汗がたまっていく
いまのぼくは
ひどくかっこ悪い

入道雲が暗くなり
稲妻が光った
君の気持ち
決まりのようだね


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