日々是迷々之記
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2005年06月03日(金) パニックですよ

夕方、隣の区のスーパーが5時半から「ごはん市」という生鮮食料品の3割引をやるので、えっちらほっちらと自転車で行ってきた。普段から安いのに3割引ってどーよ、と言いつつ、今日のおかずはハンバーグにすることにした。牛肉のみの混ぜものなしのハンバーグ。それにとろけるチーズを乗せ、昨晩の残りのビーフシチューをベースにしたソースをかける。クレソンにふかしたとうもろこしも添えよう。

家に帰って風呂に入っていると、いきなり相方が帰ってきた。なんで電話せーへんねんと言うと(いつも会社を出る前に電話をくれる)、金曜日は定時で上がるって先週言うたやんけと言われた。そういえばそんな気もする。

風呂から飛び出て大急ぎで食事の準備。肉を捏ねて焼き、とうもろこしをふかす。意味なく涙がでてくる。いかん、パニック状態に陥ってしまった。

「とにかく焦ったらだめですよ。」と病院の先生に念を押されていたのに、食事をちゃんと準備できなかったことからパニックである。心臓がバクバクする。心なしか相方も非常に機嫌が悪く、朝、私がなかなか起きないことなどをぶつぶつ言い出した。

あー、しんどい。頭が痛くなってくる。普通の夫婦はこういうときどうしているのだろうか。死にそうになりながらハンバーグを焼き、テーブルに並べ、ビールを一気のみする。2杯目は焼酎だ。ミュージックステーションを見ながらどうにか気分がましになったころ、相方は焼酎をグラスに入れ、布団へ入った。

結局帰ってきたときに食事が出来ていないと腹が立つのだろう。まぁそれはわかるけどさ。私だって同じ立場なら同じように思うだろう。

ぷちぷちと薬を包むプラスチックのシートを押して薬を出す。本当は水で服用すべきなんだが、焼酎で飲む。睡眠薬も。あかんことなんだろうが、これ以上落ち込みたくない。酒は命の水、そして心の水でもある。

最近、なんでだろう、わたしのまわりの人がすごく楽な感じで生きてる気がする。思うままに行動し、思うままに人の心を傷つける。そして早く寝る。そういう風に生きられればそりゃ人生楽しかろうと思う。

元祖でぶやを見ても、探偵!ナイトスクープを見ても何故か笑えない。早く薬が効いてさっさと眠りたいものである。


2005年06月01日(水) ぼけゆく母親

朝、6時に弁当を作り、7時に相方を送り出してから、二度目の惰眠をむさぼっていたら携帯電話が鳴った。母親の入院している病院からである。とうとう…と一瞬思ったが違った。(なんて奴だ。)本人がどうしても家族に話したいことがあるので呼んでくれと言われたので、とのことだった。

はぁはぁ分かりましたじゃあ夕方にと言って電話を切った。

夕方区役所に行って書類にはんこを押してもらってからそれを持って病院に行った。そうすると医療費の仮払いが免除されるのだ。普通だと脳外科の場合一ヶ月で100万円前後のお金がかかる。それを一旦支払い、年に一度の確定申告で申し出ると、7万円を超えた分が戻ってくるという仕組みになっている。要は100万円前後のお金を毎月仮払いしなければいけないわけだ。

そんな財力もないので最初っから免除してもらう手続きを取っている。これで月々に支払う額は7万円前後で納まっている。

で、母親に会った。生前はジャガー横田そっくりと言われた母親も、今はしなびたラッキョに毛が生えたみたいになっている。つくづく加齢とは恐ろしいものだ。で、何の用事なん?と問いかけると財布と3万円を引き出しに入れてくれという。何に使うのか聞いたら、診察とかに必要だからという。んなわけない。私が払っているではないか。やんわりとそんな必要はないことを分からせる。

すると私のバイクのヘルメットを見て言った。「バイクは危ないからベンツにしなさい。」と来た。なんで車?しかもベンツなのだ。そんな金ないしと言うと、お母さんが出してあげる、ロト6が当たったからと言い出した。

聞いてるだけで疲れてくる。もうええっちゅうねんて感じだ。その他、あんたはTからいくらもらってるの?とか、あっちのおばあちゃんに子供を見せたら喜ぶよ、とか、もうなんかあり得ないこと連発である。私に子供はいないし、祖母は皆亡くなっている、Tというのは父親だがこれも数年前に亡くなった。

この人は思い出の中だけに生きているのだ。

あ、雨降りそうだから帰るわな、と言い残して足早にその場を去った。帰りにスーパーで買い物をしているとまた携帯電話が鳴った。奈良に住んでいる母親の妹さんだった。「今日、午前中に見舞いに行ったら、お金がいるって言ってたでー。」とのことだった。はぁはぁ、そんなわけないんですけどねと、やんわりと母親がボケはじめていることを伝えた。

肉親にそういうことを言っているうちはいいけれど、そのうちお見舞いに来てくれた人にまで、「3万円貸して。」とか言いそうで怖い。「お金を与えないで下さい。」って張り紙をするわけにも行かないし、どうしたもんだか。

これ以上私に考え事をさせないで欲しいのだけれど、「神様の贈り物」のまっただ中にいるあのひとにはきっと伝わらないのだろう。


2005年05月31日(火) ちょっと連敗

結局金曜日の面接はだめだったと連絡があった。現在他社の派遣の女性との交代でとのことだったのだが、結局その他社から他の人が行って引き継ぐことになったとのこと。

それだったら最初からそっちの派遣会社だけに声をかければええやんか、と思ってしまうが、その辺は私にはわからない大人の事情があるのだろう。

これで一ヶ月間が空いて、そろそろ専業主婦も飽きてきた。何でもいいから外に出たいなぁというのが本音だ。学歴やTOEIC、英検の級を明かさないで普通の事務職でも紹介してもらおうかなと思ったりもする。結局その方が仕事の数としては多いわけだし。

何だか疲れたなぁ。面接から返事待ちの間って要らない気を遣うから変な疲労感が残るのだ。はぁ。


nao-zo |MAIL

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