日々是迷々之記
目次


2005年08月01日(月) がんばれ無線LAN

先日ソフマップに行き、AirMac ExtremeカードとAirMac Express(ベースステーション)を衝動買いしてしまった。ベースステーションの方は中古だ。

タイで滞在するホテルが無線LANを自由に使用できると、サイトに書いてあったので、無線のカードだけ買おうかなと見に行ったら、思わず全部お買いあげしてしまったと言うわけだ。ついでに、相方のウィンドウズのノートパソコンに差す無線LANカードも買った。パーツショップで一番安かったものだが。

で、早速設定。すぐつながった。が、接続速度が異常に遅くて安定しない。ベースステーションから3メートル離れただけで電波を受信できないではないか。ということで、ベースステーションの隣でiBookをいじっていた。トイレの前で座り込むことになるので、非常にジャマだと思われる。

安定しない接続状況の中、いろいろと原因を探ってみた。すると、「アンテナをしっかりと差し込む。」というめちゃくちゃ当たり前な提案がされていたので、確認してみたらしっかりと差さっていなかった。2段階になっているような感じで、ささったな、と思ってからどっこいしょっと押し込むときちんとはまると感じた。うーん。

するとアンテナの感度が即向上。ちゃんとささっていなかったらつながらないのならまだ分かるが、適当に差しても遅いながらもつながるところが不思議である。

一方、相方のウィンドウズのノートは差して何もせずに、iBookで設定した無線のネットワークが見え、労せずして激速ブラウジングが可能だった。AirMac Extremeカードの方が4倍も値段が高いのに…(関係ないか。)

かくして我が家は衝動的に無線LANを導入することになった。ついでにタイからも日記が更新できそうだ。(だらけてやらないかもしれないが。)


2005年07月30日(土) 大人の世界の侵略者

久しぶりにビアガーデンに足を運んだ。この店はビルに入っている中華レストランが運営しており、つまみは全部中華料理。ビールだけでなく、焼酎など他のアルコールも揃っているので、結構いいかんじだったのだ。

が、しかし、今回も昨日の日記に書いたのと同じような状況になってしまった。子供連れが斜め後ろのテーブルに陣取ったのである。

大体ビアガーデンの料金設定は、男性3300円、女性2800円というように、年齢別の設定ではない。だから子供連れは来ないだろうと考えたのだ。ビールを飲むわけでもない幼児のために3300円も出すとはとても思えない。が、子供連れが来ると言うことは、幼児料金というものが設定されているのだろうか?私だったら、「20歳未満入場お断り」にするけどな。

今回の子供も最初はおとなしくしていた。が、大人達が赤い顔になりだすと、席から離れて暴走し始める。ここはビルの屋上なので、周囲に柵があるわけだが、その柵をつかんで、「ヤッホー」の連発だ。しかもうちの相方の真後ろでやっている。

子供をつかんで投げ飛ばしそうな雰囲気だが、父親に「少し静かにお願いします。」と伝えただけで済んだ。まぁ40過ぎて幼児相手に切れるわけにもいかないのだろう。

するとその母親がしゃしゃり出てきた。どっから出してんねんというような声で、「もうー、ちゃんと座ってないと怒られるよ!ほら、ちゃんと食べて!」と吠えだした。私と同年配のその母親は正直全体が痛かった。

「キューティー」「スプリング」などの雑誌から抜け出た格好なんである。でも全体的に寸胴なので、「木の幹」みたいな体型になっているのである。そこから張り出した枝(腕)は放送禁止なまでに太くたるんでいる。キャミの2枚重ねにスカートも重ねていて、下に縞のスパッツ。そしてピンクのウエッジソールのサンダル。ぐわっほ。嫌な物見てしまった。

こういう親は往々にして子供をアクセサリーとして扱う。今回もその例に漏れず、男の子は茶髪、かりあげくんみたいな頭で三つ編みのエクステンションを各所に付けられている。洋服はラッパーなんかのB系。幼児のジーンズ腰履きって初めて見た。ついでに名前は「リュウセイ」である。母親が何度も叫んでいたので覚えてしまった。「流星」とか書くんだろうなー。なんだかな。

が、ここはビアガーデン。コンパの若者や、煮しめたおっさんたちが大半を占める。あちらこちらでそれぞれ盛り上がり、席も埋まってゆくにつれ、子供達は居場所をなくし、テーブルの下にもぐりこんで父親から枝豆をもらっていた。餌付けやないねんから…。

親は本当に子供がこんな所に来て楽しいと思っているのだろうか?家族同士寄り合いたいのなら、ファミレスとか、お互いの家とかあるだろうに。

帰りにタリーズコーヒーで一服した。さすがに子供はいない。まぁ、高いしな。子供が飲むようなものもあんまりないし。

こんなことを書くと子供のいる人に眉をひそめられるのかもしれないが、大人には大人の世界があって、そこには子供の入る隙間はないと思う。例えば飲み屋は大人の集う場所だと思う。飲み屋に「20歳未満入店お断り」と貼り紙される親たちはそれを認識するべきだと感じる。

夏休みは飲みに行かないほうがいいのだろうか。


2005年07月29日(金) 夏を迎えるにあたって

またもや久しぶりの日記になってしまった。書こうと思えば書けるんだろうけど、その気になれない日々。しかし、それなりにいろいろあった。(しょうもないことばかりだが。)

まず、書きたいのが世の中について、である。なんか大げさだが、世の中は明らかに私の常識を嫌な方にひっくりかえしながら動いている。例えば居酒屋。地元の飲み屋なんか全身の体毛が逆立つかと思った。ボックス席が全部子供なんである。それで、ムシキングカードは見せ合うわ、隣のコンビニにポテトチップスは買いに行くわで傍若無人極まりない。もちろん子供だけで飲みに来ている訳ではなく、隣のボックス席には父母と思われる愚かな大人達が子供なんかいないつもりの風情で自分たちの会話に没頭している。

「まるで動物園で飲んでるみたいやな。」私は力一杯の皮肉を込めてつぶやいてみた。だが、愚かな父母(私と同年配)には届かないようで生中1杯で店を後にした。私だったら一人当たりワンドリンク付きでチャージ1000円とか付けるけどな、と相方に言うと、それではこんな下町で商売は成り立たへん、と言われた。

こうやってますます子供が嫌いになる。悪いのはそれを許している親どもだと分かっていてもダメなのだ。ぐひー。

もひとつダメなもの。それはヤンキーとヤンキー文化である。この場合のヤンキーは大阪弁であり「キー」の部分にアクセントを置いた発音である。具体的には角刈りの金髪でミニバンに乗り、ドレスアップパーツに金をかけ、マフラーをブボブボ言わせている類の人たちである。

こないだ通勤帰りにヤンキーにけんかを売られた。3つ位先の交差点で右折しようと思っていたので内側の車線を走っていたら、それが気に入らないようでホーンをならされて煽られ、無視していたら次の交差点で端へ寄せて停めろと言われたのだ。追いかけられてもうっとおしいのでその通りにした。

論点は、原付のくせに左側を走れ、無理な追い越しをさせるな、ということだった。私はこれは原付ではなく原付二種で制限速度は自動二輪と一緒であること、実際に時速50kmから60kmで走行していたこと、無理な追い越しをするのはそちらの考えでしたことに過ぎないとこちらの考えを伝えた。もう8ヶ月も精神安定剤を服用しているので激高しなくなっているのだ。

すると相手は「こっちはガキ乗せとんのや。」と来た。子供を乗せているからカブを抜かさないといけないのだろうか。路肩でキレて怒鳴り飛ばしている姿の方がよっぽど教育には悪いと思うのは気のせいだろうか。私はどうでもいいや、言いたいこと言えば、という気持ちで相手のつま先をじーっと見ながら今日の夕ごはんのことを考えていた。

すると、てめえ、なめとんのか、なんとか言えや、と来た。なんか、って言われても、「自分の子供をガキと呼ぶのは何故ですか。」と聞くわけにもいかないし、何言おうかなぁと考えていたら、まわりの人だかりから、一人のおっちゃんが、にいちゃん、それくらいにしたりや、女の子がかわいそうや、と声をかけてくれた。

女の子。30過ぎて女の子扱いの免罪符が使えるとは思わなかったが結果としては助かった。その男はつばを飛ばしながらしゃべる。しぶきで病気になりそうだったからだ。その男は白いタウンエースノアに乗っていた。ナンバーはなんとなく覚えてしまったので、これから近寄らないでおこう。

こんな感じで私はいろんなものが苦手だ。子供、ヤンキー、etc。あ、あと職場の同僚の女性。私に向かって、子供はまだ?とか、私も昔悪かったからな、とか、どういう返答をしていいやら、みたいなことを言ってくる。大体、昔悪かったからな、と言うセリフの後ろにはどんな心理が隠れているのだろう。その人はデビュー当時の中森明菜みたいな髪型だ。関係ないけど。

こんな風に日常は華もなく淡々と過ぎてゆく。プーケット島に行くことが今の楽しみだ。向こうへ行ったら自由行動の日というのを作って、一日中ぼーっと過ごすつもりだ。相方も放っておくつもりだ。サーフィンとかしておけば、私は本を読んで昼からはマッサージにでもゆくよ、と告げてある。

あと10日。髪の毛を切りに行って、文庫本を買いだめしよう。あ、中島らも師匠の「エキゾティカ」も明日買わねば。


nao-zo |MAIL

My追加