2005年03月07日(月) |
オマツリメモ その2(とり) |
ねたばれねたばれ。
ええ?男爵死んでたのー? 一人だけ年取ってるってゆーから、てっきり生身の人間かと。 ルフィに撃たれた後の仲間たちとの会話は、向こう岸にいってしまったのか…まさかタンポポに姿を変えちゃった…?と最初は思ったけど、それまでリリーカーネーションに寄生されて取り憑かれた状態だったのが、リリーが無くなって正気に戻り、ゴーグルを捨てて新たな仲間を求めて旅立ったのかなあ、そうあってほしいなあ……という願望ですけど。 あのタンポポは、食虫植物ならぬ食人植物のせいで花のなかった島(ロビンの台詞…)に、ようやく花が咲くようになったってことで。一晩で咲いちゃうのは…演出効果ってことで……。
あー、じゃあ、死んだ男爵の体を乗っ取って、男爵の遺した慚愧の念を利用して海賊たちを引き寄せていたとか? 二十年以上の歳月をかけて生み出された膨大な数の矢、そのひとつひとつに込められた怨念(リリーの影響もあってなのか)の重みが…きつかったっす… 男爵に救いを残してやりたかったなあ。(そう考えると男爵は死んでいた方がまだ救われる…) そうか、結局ルフィたちより男爵に感情移入してしまったのかな。 それほど、あの矢のイメージは強烈だった。リリーは死んだけど、男爵も倒されたけど、取り返しのつかないものに固執しつづけた男爵の念が、矢となって雨霰と降り注ぐさまに圧倒されたまま終わった気がする… いやゾンビ状態で前に進もうとするルフィもかなり…
うーん、わからなくなってきた。また見てこなきゃだなー…
さらにメモメモ。隠したい心持ち。
見終わって一番胸に残ったのが男爵の孤独…それはチョビヒゲの孤独、妻を失った夫と母を失った子供たちの孤独、そしてたった今仲間を失ったルフィの孤独にもリンクしていく。 仲間がテーマ、と謳われた作品なのに、孤独の方が後を引く。 仲間とは何か、を描くための「孤独」と言うには余りにも重苦しく、悲痛に感じる。
そう思って気付いたけど、孤独って細田作品を通してのテーマというか基調にあるみたい。 思えばデジモンもどれみも、ナージャも、ウテナもそうだし、アッコちゃんだって…あーわたしは今まで細田作品の何を見ていたのか!あーーーー。。。
気になるとこ思い出しメモ。ネタバレ有り。
オープニングは言葉も無い素晴らしさで、各ステージのアクションスゴイし楽しいし、謎が明らかになってくるあたりの怖さとか(ひー!)チョビヒゲの家に和んで、ルフィの戦いに固唾をのみ、ちょびひげ!で笑い…どこであれ?と思ったのかなーと考えると……えーっと、たぶんお茶の間パパの活躍のあたり…かなあ。 ここで本筋に関係ない家族の物語が急に入って来ちゃうの?と違和感あったような…パパが情けなさを克服するのはいいんだけど、子供たちのために奮起するのはわかるけど…物語がいきなり脇道にそれた気がしてしまって。 と思ったけど、よく考えたら、この海賊団も仲間を失ってるんだよね。仲間であり家族である人をなくし、もう二度とそんな思いをしたくない、という気持ちがあの卑屈なまでの情けなさを生んだとしたら…これもまた、過去の傷を乗り越えて、新しい絆を求めていくことになるのかなあ…? あのパパさんの場合、もともとの性格でもありそうだけど。
あとこれは全くの印象になっちゃうけど、最後のあたり急ぎ過ぎたような…何だかいつもの緻密さが無かったような…そして何と言ってもエンディング画面無しに呆気にとられたような…細田作品のOPEDはどれも極上の品なので、ひとつでも見られる機会が減ったのは残念でならない…
時間足りなかったのかなー余裕なかったのかなー…? 大海原に漕ぎ出していく一艘の船影が……たった一つの人影が……見たかったです……
どーでもいいこと。
ウツボカズラとハエトリソウは目立つけど、ヘラクレスオオカブトなんて気付かないってー!
ピクニックした跡、というと「もりのなか」を思い出してしまいます。かなり違う森だけど。
2005年03月05日(土) |
オマツリ男爵と秘密の島(と) |
観てきました。二回! 同じ映画を一日に二度見るなんて初めてですよ。席取ってまで。 まあそれくらい期待していたわけですねー。 でも、でもね、正直一回目は終わった後、「お、面白かった…かな?あれ?あれー?」と思ってしまった。 二度目でようやく「おーもーしーれええー!」になったという…なーぜだー?単に目と頭と気持ちが追い付けなかっただけ…ですか。 しかしあのオープニングの美しさは何?一面の青に白い線が一筋おりてくると共に、私の頬にもつつーっと。あーもーこれだけで待った甲斐あるってものよ!この幸福感はもうねー。あとであやめに聞いたら、彼女も最初の五分くらい泣いてたそうだ。まあね、これが観たかったんだものねー… 感想は、まだ自分の中でイッパイイッパイなので、もうちょっとしてからまとめたいと思います。 すごかったー。かっこよかったー。きれいだったー。こわかったー。ぐっときたー。 今はこんな言葉しか出てこないんだー。
いよいよ明日ですよ!細田ワンピース。 席もしっかり予約して、準備万端整えてー。 ウォーゲームを見てから…はや四年半が過ぎました。 どれほどこの日を待ち望んでいたことか…長かったなあ… では、明日に備えてもう寝ることにします。
三連休とれたー、と妹が泊まりで遊びに来ています。 もうすぐお誕生日ということで、テオブロマのサンフォアキンをお土産に持って来てくれたよ! 誕生日はどうでもいいけどケーキは嬉しい。うまー。じたばたしたくなる旨さ。
お蕎麦食べて日帰り温泉行ってティラミスとアマンドショコラとバナナアイスを作ってもらった〜わーい。 今は大量のクッキー焼いてくれてるようです。うへへへ。
お蕎麦屋さんで「日記読んだよー」って話になって、妹が最近知った話をきかせてもらいました。びっくりした。 うちがあの場所にあったのは、意味が無い、縁がないことじゃなかったのだ。 ほんとに他所事じゃなかった。
二十歳かそこらで死を覚悟した、その後の人生ってどういうものなんだろう。 運よく生きながらえても、それを幸運と思って生きていけるのだろうか。 十年ぶりに会った人は、航空会社勤務だった時の赴任地でもある南の島で、妻と、娘夫婦と、孫娘たちに囲まれて、昔と変わらない柔和な笑みを湛え、幸せそうに暮らしていましたが。
眼前にやらなくてはならないことが積み重なってるときほど、今やらなくてもいいことを始めてしまうのは何故なんでしょうね。単なる逃避ですね。
明日はおひろめだおひろめだ!おひろめの発売日だ!
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