エスムラネット・日記

2004年12月24日(金) クリスマス・イブ

今日はクリスマス・イブ。
にもかかわらず、夜はgaku-GAY-kaiの稽古でした。
28日は、タップダンスをちょびっとだけやることになりそうです。

稽古の後、何人かで
行きつけの(というか、週イチでバイトをしている)お店に
「こんな日に独りで飲みに来ている淋しい人たち」
を見に行きました。
が、意外とカップルが多くて驚きました。
あと、帰り道でふと気づいたのですが
新宿通りのイルミネーション、なくなったんですね。
世の中、どんどん地味になってる…。

こうして、当たり前のように何もなく
イブの夜は過ぎていきます。
明日の朝目覚めても、枕元にプレゼントないんだよね。
大人になるって、つまらない…。
そんな私は、3月に33歳になります。

これから、ちょっとだけ仕事をして、寝ます。
クリスマスソングを聴きながら。
メリークリスマス!



2004年12月23日(木) 本田美奈子.と友人の個展

今日は友人と
「アヴェ・マリア 本田美奈子(何故か「.」ナシ) クリスマス・コンサート」を観に(聴きに)行ってきました(於・新宿文化センター)。
イープラスで、チケットが半額で出ていたので。
2週間前に買ったのに、2階席の最前列センターでした。
売れ行き悪かったんだね…。

それにしても、知らないうちに本田美奈子、大変なことになっていました。
まず、客層のメインがジジババに移行(最前列にはオカマ2人組も)。
そんな客層に媚びるかのように、ことさらに幼さを強調し、そして何度も客に(暗に)拍手を要求するMC
(「わァ、すごい拍手ゥ。すごぉく嬉しいですゥ」とか「この思いをこめて、お歌を、歌わせていただきます」とか、万事そんな感じ)。
そして、クラシックを歌いながら、何故かバレエとも暗黒舞踊ともつかない、不思議な踊りを披露。

「あなたと熱帯」は、一体なんだったのでしょう。

歌の方は、もちろん上手かったし
(最後の1曲はノーマイクで、一応2階席まで届かせていました)、
「あんな無茶な歌い方していながら、よくこの声質を保てたなァ」と本気で感心しましたが
いろんな意味で微妙なのは確か。
クラシックファンは本物聴きに行くだろうしなー。
昔の美奈子に比べると、あまりに刺激なさすぎるしなー。

10年前、「ミス・サイゴン」での美奈子は
粗削りながらも、その声に
「アタシはこの仕事に命かけてるんだッ」
という気迫をみなぎらせていたものですが
(松たか子は、それなりに上手くやっていたのですが
やはりハングリーさが足りなかった気がします)
今は去勢されてしまった感じで、少し淋しいです。

「誰でもピカソ」で「アメイジング・グレイス」を
ポップス唱法/ミュージカル唱法/ソプラノ/トップソプラノ
で、これみよがしに歌い分けているのを見た時
嫌な予感がしたものですが…。
このまま変な方向に突っ走らないでほしいなー。

でも、来年行われるデビュー20周年コンサートでは
演歌からクラシック、そして「マリリン」まで
全て歌うそうです。
行かなきゃ!
というか、クラシックオンリーのアルバムやコンサートじゃなくて
貪欲に何でも揃える、歌の百貨店!
それこそが美奈子の生きる道だと思うのです。

が、「マリリン」とかやったら、ジジババ客逃げそうだしなー。
どうする、美奈子。

美奈子を案じるあまり、なんだかひどく散文的な日記に
なってしまいました…。

ちなみに、最近出した、クラシックアルバムのタイトルは「時」。
美奈子、岩谷時子先生に媚びすぎです…。

そして深夜、美奈子.ショックを抱えたまま(うそ)
絵を描いている友人の個展を観に行きました。
ユニークな絵ばかりで、僕は大好きです。
興味のある方は是非、お越しください。
個展名は「三江健太の個展」(そのまんま…)。
会場は世田谷区太子堂2-29-9 中野ビル2Fの「DOUBLE T」(最寄駅は三軒茶屋)。
営業時間は午後7時〜午前4時で、1月29日までやっています。
詳しくはHP(http://www.patchworks.jp)をご覧ください。
記名帳?にV6の井ノ原君の名前があって、ちょっとびっくりしました。



2004年12月22日(水) 冬眠

ずっと暖かかった今年の冬ですが
最近徐々に気温が下がってきて
それと同時に、睡眠時間が急激に増えてきました。
夜、眠り
風呂に入っては眠り(危ない)…。

今日は、家で「UNLOVED」という映画(ビデオ)を見たのですが
えらく静かな映画だったせいか
必ず途中で眠くなり
最初の30分を4回くらい見直す羽目に。

こういうとき、自分も動物だったのだな、と実感します。

あと、最近、街なかを歩いたり自転車で走ったりしていると
やたら人がぶつかってきます。
みんな、動きがままならなくなっているのか
思考や視野が完全に内向きになっているのか…。

冬ですね。



2004年12月21日(火) 心霊写真?


といっても、この写真のことではありません。
これは、「カアリイの夜」での
野本かりあさんとのショットです。
向かって右側がホンモノ、左がニセモノです。

昨日、明治学院大学で「ブス」「コンプレックス」に関する
2回目の講義を行ったのですが
そこで、伏見先生が撮ってくださった写真の
僕の後頭部に、青白く光る玉が…。

誰か、鑑定できる人がいたら、教えてください。
写真はこのページに載っています。
クリックすると拡大されます。

http://www.pot.co.jp/moqjr/index.php

「QUEER JAPAN RETURNS」に関する意見もよろしくお願いします。



2004年12月20日(月) カアリイの夜・終了

というわけで、全てが無事に終了しました。
「カアリイの夜」。
今回は

1.「本来、小西康陽プロデュースで野本かりあとしてデビューする予定だったのは、エスムラルダだった」というムリのある小芝居
2.かりあさんのトーク(パリ旅行について。12月22日にフジテレビで放映される「シャネルのこだわり」の撮影だったそうです)の相手役
3.「天城越え」など、エスムの持ちネタタイム(「カアリイの夜」の中でも、もっとも不可解な時間だったと思います)
4.かりあさんのライブに乱入(かりあさんの曲で1曲口パクショウ(寸劇)+ちょっとしたイリュージョン?+おそろいの衣裳で振り付きで1曲一緒に歌う)

と、かなり出番が多かったので
「次は何だっけ?」とか「メイク直さなきゃッ」とか言ってる間に
時間がたってしまいました…。

4のイリュージョン?は、口パクショウ(寸劇)の最後に
エスムが黒布に囲まれ、
それが開くとかりあさんに早替わり、という
「かりあとエスムは瓜二つ」説(そんな説ねえよ)を活かした作りだったのですが…。
僕が適当に考えた案を、いつもショウを手伝ってくれるメンバーが
見事に形にしてくれました。
「こういうのがやりたいんだけど、できる?」とお願いしたのは
当日のリハの直前だったのに…。
いつもご迷惑をおかけしております…。
あと、会場の真ん中で盛り上げてくれたオカマ集団の存在は
やはり大きかったし、心強かったです。感謝!

そしてかりあちゃんは、こちらの申し出を文句一つ言わず受け入れてくれる
本当にいい子でした。
あまりにも楽しかったので
できればまた、ご一緒させていただきたいです…(図々しい)。

それにしても最近、
地方のゲイイベントで、いろんな人と知り合ったり
「カアリイの夜」のようなイベントに出していただいたり
「女装をやってて良かった」と思える機会が多くて嬉しいです。


 < 過去  INDEX  未来 >


森村明生 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加