今日はクリスマス・イブ。 にもかかわらず、夜はgaku-GAY-kaiの稽古でした。 28日は、タップダンスをちょびっとだけやることになりそうです。
稽古の後、何人かで 行きつけの(というか、週イチでバイトをしている)お店に 「こんな日に独りで飲みに来ている淋しい人たち」 を見に行きました。 が、意外とカップルが多くて驚きました。 あと、帰り道でふと気づいたのですが 新宿通りのイルミネーション、なくなったんですね。 世の中、どんどん地味になってる…。
こうして、当たり前のように何もなく イブの夜は過ぎていきます。 明日の朝目覚めても、枕元にプレゼントないんだよね。 大人になるって、つまらない…。 そんな私は、3月に33歳になります。
これから、ちょっとだけ仕事をして、寝ます。 クリスマスソングを聴きながら。 メリークリスマス!
2004年12月23日(木) |
本田美奈子.と友人の個展 |
今日は友人と 「アヴェ・マリア 本田美奈子(何故か「.」ナシ) クリスマス・コンサート」を観に(聴きに)行ってきました(於・新宿文化センター)。 イープラスで、チケットが半額で出ていたので。 2週間前に買ったのに、2階席の最前列センターでした。 売れ行き悪かったんだね…。
それにしても、知らないうちに本田美奈子、大変なことになっていました。 まず、客層のメインがジジババに移行(最前列にはオカマ2人組も)。 そんな客層に媚びるかのように、ことさらに幼さを強調し、そして何度も客に(暗に)拍手を要求するMC (「わァ、すごい拍手ゥ。すごぉく嬉しいですゥ」とか「この思いをこめて、お歌を、歌わせていただきます」とか、万事そんな感じ)。 そして、クラシックを歌いながら、何故かバレエとも暗黒舞踊ともつかない、不思議な踊りを披露。
「あなたと熱帯」は、一体なんだったのでしょう。
歌の方は、もちろん上手かったし (最後の1曲はノーマイクで、一応2階席まで届かせていました)、 「あんな無茶な歌い方していながら、よくこの声質を保てたなァ」と本気で感心しましたが いろんな意味で微妙なのは確か。 クラシックファンは本物聴きに行くだろうしなー。 昔の美奈子に比べると、あまりに刺激なさすぎるしなー。
10年前、「ミス・サイゴン」での美奈子は 粗削りながらも、その声に 「アタシはこの仕事に命かけてるんだッ」 という気迫をみなぎらせていたものですが (松たか子は、それなりに上手くやっていたのですが やはりハングリーさが足りなかった気がします) 今は去勢されてしまった感じで、少し淋しいです。
「誰でもピカソ」で「アメイジング・グレイス」を ポップス唱法/ミュージカル唱法/ソプラノ/トップソプラノ で、これみよがしに歌い分けているのを見た時 嫌な予感がしたものですが…。 このまま変な方向に突っ走らないでほしいなー。
でも、来年行われるデビュー20周年コンサートでは 演歌からクラシック、そして「マリリン」まで 全て歌うそうです。 行かなきゃ! というか、クラシックオンリーのアルバムやコンサートじゃなくて 貪欲に何でも揃える、歌の百貨店! それこそが美奈子の生きる道だと思うのです。
が、「マリリン」とかやったら、ジジババ客逃げそうだしなー。 どうする、美奈子。
美奈子を案じるあまり、なんだかひどく散文的な日記に なってしまいました…。
ちなみに、最近出した、クラシックアルバムのタイトルは「時」。 美奈子、岩谷時子先生に媚びすぎです…。
そして深夜、美奈子.ショックを抱えたまま(うそ) 絵を描いている友人の個展を観に行きました。 ユニークな絵ばかりで、僕は大好きです。 興味のある方は是非、お越しください。 個展名は「三江健太の個展」(そのまんま…)。 会場は世田谷区太子堂2-29-9 中野ビル2Fの「DOUBLE T」(最寄駅は三軒茶屋)。 営業時間は午後7時〜午前4時で、1月29日までやっています。 詳しくはHP(http://www.patchworks.jp)をご覧ください。 記名帳?にV6の井ノ原君の名前があって、ちょっとびっくりしました。
ずっと暖かかった今年の冬ですが 最近徐々に気温が下がってきて それと同時に、睡眠時間が急激に増えてきました。 夜、眠り 風呂に入っては眠り(危ない)…。
今日は、家で「UNLOVED」という映画(ビデオ)を見たのですが えらく静かな映画だったせいか 必ず途中で眠くなり 最初の30分を4回くらい見直す羽目に。
こういうとき、自分も動物だったのだな、と実感します。
あと、最近、街なかを歩いたり自転車で走ったりしていると やたら人がぶつかってきます。 みんな、動きがままならなくなっているのか 思考や視野が完全に内向きになっているのか…。
冬ですね。
といっても、この写真のことではありません。 これは、「カアリイの夜」での 野本かりあさんとのショットです。 向かって右側がホンモノ、左がニセモノです。
昨日、明治学院大学で「ブス」「コンプレックス」に関する 2回目の講義を行ったのですが そこで、伏見先生が撮ってくださった写真の 僕の後頭部に、青白く光る玉が…。
誰か、鑑定できる人がいたら、教えてください。 写真はこのページに載っています。 クリックすると拡大されます。
http://www.pot.co.jp/moqjr/index.php
「QUEER JAPAN RETURNS」に関する意見もよろしくお願いします。
というわけで、全てが無事に終了しました。 「カアリイの夜」。 今回は
1.「本来、小西康陽プロデュースで野本かりあとしてデビューする予定だったのは、エスムラルダだった」というムリのある小芝居 2.かりあさんのトーク(パリ旅行について。12月22日にフジテレビで放映される「シャネルのこだわり」の撮影だったそうです)の相手役 3.「天城越え」など、エスムの持ちネタタイム(「カアリイの夜」の中でも、もっとも不可解な時間だったと思います) 4.かりあさんのライブに乱入(かりあさんの曲で1曲口パクショウ(寸劇)+ちょっとしたイリュージョン?+おそろいの衣裳で振り付きで1曲一緒に歌う)
と、かなり出番が多かったので 「次は何だっけ?」とか「メイク直さなきゃッ」とか言ってる間に 時間がたってしまいました…。
4のイリュージョン?は、口パクショウ(寸劇)の最後に エスムが黒布に囲まれ、 それが開くとかりあさんに早替わり、という 「かりあとエスムは瓜二つ」説(そんな説ねえよ)を活かした作りだったのですが…。 僕が適当に考えた案を、いつもショウを手伝ってくれるメンバーが 見事に形にしてくれました。 「こういうのがやりたいんだけど、できる?」とお願いしたのは 当日のリハの直前だったのに…。 いつもご迷惑をおかけしております…。 あと、会場の真ん中で盛り上げてくれたオカマ集団の存在は やはり大きかったし、心強かったです。感謝!
そしてかりあちゃんは、こちらの申し出を文句一つ言わず受け入れてくれる 本当にいい子でした。 あまりにも楽しかったので できればまた、ご一緒させていただきたいです…(図々しい)。
それにしても最近、 地方のゲイイベントで、いろんな人と知り合ったり 「カアリイの夜」のようなイベントに出していただいたり 「女装をやってて良かった」と思える機会が多くて嬉しいです。
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