駄文
蒼海 零



 (イエスタデイ)


ねぇ 私は何か間違えたかな
夜明けの空ですらこんなに優しいのに
こみ上げて来るのは ただ流れ落ちて行くだけの涙
ねぇ 私はあなたに優しかったかな
あなたは確かに私に優しかった?

それすらも もう闇の中
だって もうすぐ夜が空ける
全てはイエスタデイに消えてしまった

2001年11月03日(土)



 (返事の返事。)


少し返答してみよう。

人間ってのは弱いイキモノだから、仕方ない。それを自覚している
かどうか、っていうことの方が大事。気づいているなら、それはそ
れでいいんだよ。コンタクトをとってくるなら、大歓迎でさ。以前
言っていたはず。「自分に関わる人には、できるだけシアワセであ
ってほしい」と。

もう、踏み込むのがイヤなんだろうね。自分以外の誰かと関わるの
は素晴らしいことだけど、逆にそう思うことすらできなくなる程悲
しいことだってありうるから。臆病でいいんじゃない?触れたくな
い傷は、誰にだってある。

勉強ができるようになった・・・それは不幸中の幸いやな(笑)。

「負ける」っていうのは、鬱な自分に、かもしれないね。僕はよく
負けてますけど(苦笑)。

「騙される方が悪い」という言葉があります。真実なのかもしれま
せん。でも、僕は絶対に認めたくない。「騙す方」が悪いんです。

キミに、勉強を教えたかったよ、本当は・・・。

本当に大切なモノだった。だから、僕はすごく悲しかった。だから
こそ、やらなければならないことがある。

関わった者として、そして結果的に犠牲者を出す土壌を作ってしま
った者として。


・・・酔っているのは、御互いサマかな(笑)

臆病でもいい、と言ってくれるのは、ぬるく許される気分だ。
小畑先生の「いけるいける!」っていう根拠の無い軽い励ましに、元気が出たこともあった。
弱くなっている、私。でも、今は負けらんない。

それでも・・・涙が滲んだ。
私と関わることを望んでいてくれたこと。
「本当は」という仮定上の、本音を話してくれたことが。
嬉しかった。
私に勉強を教える、ってことは、塾に居る、ってこと。
塾に、いたかったんだ。先生も。
・・・あたしも。居たかった。大事だったよ。

「やらなければならない」理由は、何?
義務なんて自分が決めることだよ。
自分で決めた道が、時に間違ってることもある。
そう気づくことのないように、祈るだけ。

2001年10月31日(水)



 (吐き気)


『いろいろ耳に入っていることと思う。きっと、キミにとっても僕にとっても痛い事実がね。
 それについてどう思うか、彼に対してどうしていくのか、というキミなりの考えが知りたい。
 でも、キミ自身が「ケジメ」をつけているのは児島から聞いてるから、返事を無理に求める
 つもりはない。僕がキミに求めたいのは、自己の目標に邁進し、雑音に耳を奪われず、
 やるべき事に集中する、ということ。いろいろ思うところがあると思う。でも、それに
 負けて自分がちゃんとできなかったら、ホンマに負けやろ?だから言う「負けんな」。』


先生、こんな私にわざわざメールを打つ時間を割いてくれて有り難う。
本当にありがとう。

・・・・「けじめ」と言っても、弱ると、時々こちらからもコンタクトを取ってしまうような、
随分といい加減なものですが。(苦笑)
電話とか、メールのやりとりとか、「直接」なものだけは避けるようにしています。
ご免なさい。分かってくれてありがとう。
でも、日記がわりに書いてしまいますね。
今の自分、っていうのは、自分でも良くつかめない生き物になってしまっているようなので。


どう思うか、って?
絶え間無い虚脱感。ただそれだけです。
怒りも、憎しみすらも、喜びも、何も、余り感じる事が出来ません。
悲しいか・・・と言われれば、それが1番あるような気がします。

以前に感じていた、小さな驚きや、些細なことに対する憤りや、日々の嬉しいことなどが
勝手に私を通り抜けていくようです。
空や、天気、食事や、無機物に対する感動は、まだあるのですが。
「もう平Pに興味が失せた」とM谷に言い切りましたが、それが少し当たっているのかもしれません。
ただ臆病になって、彼女に関わるのを拒否しているのかもしれません・・・・

勉強は、出来るように、なりました。
もう集中出来るように、なりました。
それに支配されてしまう程の、強い「もの」が無くなってしまいましたから。





「負ける」。
今、何かに負けるとすれば。
受験へのプレッシャー?
でもこれは、もう慣れてきましたし。
相談できる友達も先生も、幸いながら数多くいてくれます。
この内に根を張って居ついた虚無?
・・・彼女への、強い軽蔑。
彼女を想っていた過去の自分の残照。
どうしようもない、行き場を失った、誰かを大切に想う心。
自分に執着の無いものですから、他人に心を払えなくなる、というのは、何だか
自分の存在自体が薄れていくようで、気持ち悪いです。
私が私であること。それが、分からなくなっています。


綺麗な書き方をするけれど、今回は、また、「勘違い」をしていただけのこと。
そうして残ったものは、「彼女」と「彼」そして先生達へかけた迷惑。
そうして失ったものは、大切だったものたち。

馬鹿だなあ、ともう一人の自分がまた呟いて居ます。


勉強に集中することで、薄くなった「自分」の穴埋めにできるかもしれません。
そんなことぐらいしか思いつかないのが、少し空しいところですが(苦笑)
今の私にはぴったりでしょう。

地理、最近やっと少し出来るようになったんですよ。Z会。
二次用の英語もまだまだだし、やるべきことは沢山あります。
まだ恵まれているのだと思います。何かやらなければいけない事が決められているのですから。
何もなかったら壊れるかもしれませんけど。


そんなところです。


2001年10月29日(月)



 (this scenery is evergreen)


もう、何も。
もう、いいよ。

さっちゃんにやったことは、全て無意味だった。
彼等への憎しみすら今は消えうせている。

nothing。手に入れた。

2001年10月26日(金)



 (固く自分を抱きしめる。)


どうしても止まらない震えが不思議で母に聞いた
「身体の震えが止まらないのは 何故?」
「緊張しているから」
そう母は言った

緊張しているのかもしれない

己の感情を外に漏らすまいと 必死に

声さえ殺して泣くのは難しい

囀りまわる小鳥になれたら、どんなに、どんなに。

自分を小さく小さく畳んで捨ててしまえれば。

先生。お願い、早く出て行ってください。ごめんなさい。


先生。先生。先生。

逃げて。先生。


2001年10月24日(水)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加