雑感
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2008年04月18日(金) |
シフのバッハ無伴奏チェロ組曲 |
コンツェルトハウスにて今日と明日でハインリヒ・シフの 無伴奏チェロ組曲の演奏会がある。
3ヶ月前からチケットを手配していたので、ずっと楽しみに していた。モーツァルトホールは小さいけれど、それでも600人 くらい収容できていたのではないかな。ほぼ満席で、演目と演奏家 の訴求力はすごい。
ゲオおじさんに先週、このコンサート行くからトレーニングは パスだと言っといた。おじさんは、シフのバッハはあまり 好みではないらしい。えらくあっさりしているとか言ってたっけ。
今宵は、1番、5番、3番で、1番のプレリュードの速いこと。 席が2階席で舞台の袖で、演奏家の左手がよく見える。 この作品の生の音を聴いたのは初めてだったこともあってか やはり、録音より生の音だなと思った。1番から6番まで2日で演奏 をするのは、かなりしんどそうに見える。 舞曲が終わるたびに、手の汗を拭いて調弦をしていた。 速いパッセージは、ところどころ粗い音色が混ざっていたが、 これもライブの醍醐味かな。 3曲のノルマが終わって、アンコールでは5番のサラバンドを 弾いた。ゆっくりテンポでうっとりする。 ゲオおじさんが、5番はめちゃ難しいけどサラバンドだけは 弾けるよと自慢してたっけ。
休憩の合間に、ホールでシフのCDを買った。1985年の 録音だという。 家に帰って聴いてみる。やはりライブの音がいいな。 CDになると過去の大家と比べられるから、ビルスマやフルニエ ほど気に入るわけではない。
チェロ組曲、数えたら11枚あった。それでもロストロポービッチ やマイスキーが欠けている。 お小遣いが増えたら、また買い足しにいこうかな。
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