雪女郎となり会いに行く夢の中
節料物減る間もなくて子等帰る
こぞの事夢に夢見るごと消ゆる 冬の日に言葉滑りてわだかまる
持て余す荷の有りて猶時雨傘
はてさても行方に棚引く冬霞
元旦 2004,1,1 子供の頃の元旦の様子とは随分違ってしまっている。改まったという感じがしません。我が家はほんとにルーズです。揃ってお屠蘇でお祝いし、御節料理に雑煮をいただく。それだけのことです。充分楽しいですけれども。
二人の祖母に寄せ書きして、FAXをおくりました。そして、古いアルバムを見たりして過ごし、午後から子らは鎌倉に出かけました。 海に 2004,1,4 荒磯に行きました。雲の切れ間から幾筋もの光が海に射し込んでいるのが見えました。この光を「ヤコブの梯子」または「天使の梯子」というそうです。
旧約聖書創世記に「ヤコブが、イサクから祝福を受けて旅した時、ある土地で石を枕にして寝ていると、天に通じる階段ができて、天使が上がったり下がったりするのを夢に見た。ヤコブは、ここが天の門と知り、神に祈ってここにイスラエルの国をつくった」とあります。 新春に眺めるのに良い光景です。真冬とは思えない暖かい光のなかで波の音を楽しみました ややこしい 2004,1,8 言葉の出ない母と溢れ出てくる母がいます。
言葉が出ないと言うのは本人にはたいそう辛いことでしょうが、表情や動作で真直ぐに伝わってくるものがあって、何をどうして欲しいのか、周りの者には分りやすいと言えます。
反対に、言葉が多くなるほどややこしくなることあります。感情や願いをありのままに表すとは限りませんから。いったいどうしたいのか?と、・・あ〜ぁ
私も無駄な言葉が多いほうです。(^^ゞ 「わが口に門守を置きて、わがくちびるの戸を守り たまえ」〜 時間のたつ速さ 2004,1,10 日野原重明先生のコラム 「92歳・私の証 あるがまま行く」より
年齢によって時間の経つ速さがどう違うかを公式でしましたのは、フランスの心理学者ジャネーでした。
彼の説によると、「ある人の生涯の、ある時期における一定時間の心理的長さは、その人のその時までの生涯の長さの逆数に比例する」というのです。 ・・略・・ ですから90歳を超えた私の夏の2ヶ月は10歳だった頃の夏休みの9分の1でしょうか。夏が来たかと思うとすぐ秋の虫の声が聞こえ、その後すぐに梢の木の葉は木枯らしの風に散っていき、その葉は雪に埋もれるのです。詩篇90編にある 「瞬く間に時は過ぎ、私たちは飛び去ります」という表現は私にぴったりです。
夕方散歩をしていて、鼻の奥に湿った空気を感じた。ひかりも、どことなく、そう・・遠くから春がそっとのぞいている気配。
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