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恋する研究所*
りう
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2010年10月25日(月)
反省してるのね。

朝早く起きて横須賀に行こうという話で、前日から彼のところに泊りにいったけれど、11時過ぎ12時を過ぎても帰ってこない。
その日の彼は会社のお偉方と飲み会で、だからって遅すぎる。
最近お酒が弱くなったって言ってたから、まさかお酒に飲まれて倒れたとか?
色々なネガティブな妄想が思い浮かんでは打ち消し、そうこうしているうちに一番最寄りの電車の終電も終わった。
もう一方の歩いて20分くらいのとこの電車はまだ終電まで時間があったけど、連絡一つよこさないなんておかしい…。
それがさらに嫌な雰囲気を増幅させていた。
1時を過ぎても連絡もなく、帰ってこない。
何度電話しても出ない。メールも返事がない。
不安な気持ちのまま、とりあえず寝床に入っていた。
うつらうつらしているのに、気になってなかなか寝付けなかった。

電話が鳴って、目が覚めた。
いつの間にか寝ていたらしい。
電話は彼からで、
「今まで飲んでたんだ。あと30分くらいで帰るから」
と言ってたけど、背後がざわざわしていたし、彼も何かに気を取られながら電話してきたみたいで、誰かに何かをしゃべってた。
私はとにかく早く帰って、みたいなことを言ったけど、よく覚えていない。
途中で言葉が途切れたら、
「不安になったみたいだけど。・・・泣いてるの?」
と。
電話を切って、また寝た。
ドアのばたん!!という大きな音で目が覚めた。
彼が帰ってきたのだ。
何を喋ったか、はっきりと覚えていない。
けど、彼がお酒を飲んで会社の後輩にお説教をしたことを後悔していることだけは覚えてる。

翌朝、早く起きた。
彼から、叩き起こしていいから、と言われてたから、ある程度支度が整った段階で、声をかけた。
熟睡していたからかわいそうだなとも思ったけど、起こしていいって言われてるからほうっておくわけにいかない。
せっかくの1日休みだし。
彼を起こして、支度をして、出かけた。

朝になっても、夜のことについては一言も謝ってこなかった。

横須賀に何があるかよく分からなかったけど、、、
駅に着いた途端、アメリカ人らしきファミリーがちらほら。
「ここって近くにbaseがあるのかな?」
って聞いたら、そうだよと彼。
確かに横須賀は米軍baseがあるな。

朝ごはんを食べなかったからお腹が空いていて、目当てのカレーを食べようとなったけど、早く着きすぎてお店が空いていない。。
仕方なく、先に街歩きをしたけど、日曜だからかあまり人気もなく。
どぶ板商店街というのが目玉らしいけど、数軒が開店準備中だっただけであっという間に終わってしまった。
彼がお腹が空きすぎて…というので、ミスドでドーナッツを食す。
いつものポンデ黒糖よりふんわり感があっておいしかった。
できたてなのかな?

その後、彼が行きたがってたよこすか海軍カレーのお店へ。
お味は、スパイスがきいててあとからピリ辛い。
ご飯の量が多いから、お腹を空かせていくべし。
彼は大もりにしてたけど、私は食べきれず。彼に食べてもらった。

ご飯の後は運動!
ということで、大きな戦艦のある公園(名前忘れた…)へ。
でも、この日は曇りで風も冷たくて寒いくらい。
それから船で無人島の猿島へ。浜辺でたくさんの人達がバーベキューをしていた。
それから釣りをしている人も。
元は要塞だったという島は、兵舎と弾薬庫の跡や砲台の跡があって、不思議な気分だった。
起伏の激しい道や階段が多くて、けっこう疲れる。
最近、身体が重いからなぁ・・・反省・・・。

途中で霧雨に降られて、横須賀に戻ることにした。

横須賀に着いたら、しっかり雨が降っていて、二人とも傘を持ってなかったのでもう帰ることにした。
せめて雨が降らなければ、少し足をのばして、浦賀にあるという彼の作品を見に行きたかった。

夜は、久しぶりに料理をした。
彼は疲れがたまっているのと、二日酔いのせいか、良く昼寝をして、帰った後も熟睡していたけど、途中で起こして、秋刀魚を焼いてもらった。
煮物と、和風スープと、秋刀魚。
煮物は味付けがどうも上手くいかなくて、難しい…。
もう少し修行せねば!

ご飯の後は、NHKの特集がシンドラーだったので、面白くて二人して入り込んで見ていた。
映画シンドラーのリストの、オスカー・シンドラーのその後とシンドラーによって助けられたユダヤ人達との交流など。
ホロコーストは眼を疑いたくなるような、でも、現実なんだけれど、どこか現実とは受け止められない歴史。
彼のリストによって1200人のユダヤ人達が救われた。
とはいえ、その後のシンドラーもユダヤ人達も決して安穏と暮らしていたわけではなく、戦後も苦しい思いが続いたこと、それに耐えたことなどが紹介された。
ドラマでも映画でも、その後の話は出てくることがないから、貴重なことを知れたと思う。

・・・殆ど言葉も交わさず、真剣に見ていたなあ。
彼もはまって見てたようで、なかなかトイレにいくタイミングがなかったみたい。笑。

昨晩のことは彼なりに悪かったと思ってることが後からわかった。
私は、言葉にされないと理解しにくいけど、彼はそういうことを行動で示す人だって、忘れていた。
うれしかったのは、今度から気をつけると言ってくれたこと、私の気持ちを汲んでいっぱいキスしてくれたこと、お家の中だけど指を絡めて手を握ってくれたこと。

私も、彼の気持ちを彼の行動から分かる、ようになりたいなぁ。


エンピツ