唯一、あたしを叱るでも無く罵るでも無く同情するでも無く彼との事を見守ってくれてる人が居る。「もう、待つのが怖いよ」そう言ったら「諦めないで。最後まで本当の最後まで自分が本当に納得して彼を忘れられる状況になるまで必死に頑張った方が良い。自分が後悔しない為にも。幸せの価値観なんて当人にしか判らないんだから。周りの言葉に惑わされるのはゆえらしくない」そう言われた。煙草の煙の向こうに居るその人はとても真摯な目をしていた。それでも頑張る力が底をついているんだよ。