嗚呼!米国駐在員。
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先日ポリスにつかまった。
スーパーに入る前の見通しのいい小さな交差点を曲がって、のろのろと駐車場に向かうと、けたたましいパトカーのサイレン音が後方に聞こえた。全く相手にせずに外に出かけると、パトカーが横付けされて、中から例のごとくサングラス+マッチョなアメ人がふてぶてしく降りてきた。
「え?何か!?」
「ここに入る前の一時停止でタイヤが完全に止まっていなかっただろ。ちゃんと見てたよ。」
ひまなポリスだ。 月末だったのも運が悪かった。でも100%身に覚えのある事実なので素直に従った。走行速度3マイルだと。イリノイだとここで免許書取られて法廷に行かねばならずダブルショックだけど、カリフォルニアはそれもなく助かった。でもチケットは切られた。
「期日以内に連絡がなければ問い合わせして下さい」
これがまたややこしい。あてにならない郵便が届かない可能性もあるし、記載の問い合わせ先だって電話なんかつながらないはずだ。ちなみにこのポリス、日本人だからと馬鹿にせずに丁寧に説明してくれた。捕まって嫌な気分の中唯一救われた。「Have a good day」と言われて分かれた後、いったん離れたパトカーがまたやってきた。
「君、間違えた。君に渡した青い紙はこちらの控えで、君が持つのはこの黄色い方だ。」
まあこちらはどうでもよかったが、何でコイツはこんなに偉そうなんだと思いながら交換した。
そして昨日、罰金通知が無事に届きほっとした。165ドル。つまらない違反のくせにやたらと高くついた。そのまま指定されたウェブサイトに行きカード決済。これは便利だ。でも、それ以上に法廷出廷だとかややこしいことにならずにほっとした。
米国生活3回目の交通違反であった。
Kyosuke
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