白い木蓮の花の下で  

    ~逝くときは白い木蓮の花の下で~

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2002年05月06日(月) 江戸漫遊Ⅳ~逢瀬~

江戸漫遊最終日(お暇な方は江戸漫遊Ⅰからお読みくださいませ)

最終日は今回の旅の「ビッグ・イベント」決行の日だった。
ネット・デビューした頃から、お付き合いしている
ネット知人と会ってきたのだ。
読書繋がりで知り合った……ということで待ち合わせはJR御茶ノ水駅。
目的地は読書人なら1度は足を運びたい神田の古書街。

私にとっては「初・神田」だったのでドキドキしたのもさることながら
なにくれとなく交流があるのに、顔を見たことの無い人と逢うのは
初めての事ではなかったけれども緊張しきり。
何しろ私、小心者なので、魂がミクロマンなので……
「緊張して話ができなかったら、どうしよう」とか
「嬉しくて舞い上がって、訳わかんないこと口走ったら困るなぁ」とか
余計なことを心配しながらN嬢と、N嬢の父上と昼食を御一緒した後で
心臓をバクバクさせながら待ち合わせの場所へ。

待ち合わせ場所で待っていてくれたEさんは優しげ~な雰囲気。
「あぁ。変な人ぢゃなくて良かったぁ」と安心する。
↑大丈夫だろうと思いつつ、やっぱりこのあたりは気になるのだ。
まずは、お茶でもということで「山の上ホテル」へ連れていってもらう。
読書人なら1度は憧れる、小説家ご用達の「山の上ホテル」である。
それだけで、もぅ文化人気分♪
心配していた会話も、案外スムーズに進んで、ひと安心。

ひとしきり話込んだ後で、古書街を案内してもらった。
噂には聞いていたけれども、お宝の山……といった感じだった。
本が好きな人なら、1日中いても飽きないだろうと思われる。
何十万もする稀少本を見て、溜め息をついてみたり
ワゴンに並んでいるバーゲン本をひやかしてみたり
よくぞまぁ、こんなにも古書ばかり集まったものだと感心した。

古書街を探訪しながら、喋り、歩き疲れて喫茶店で休憩。
当然ながら、ここでも喋る。喋る。喋る。
ネットでは言えないこと、文章では伝えられないことが
直接会っていると気兼ねなく話ができるというのはリアルならでは。
ビールも、人間も「生」に限る……とヒシヒシ感じた。
生Eさんは、ネットで感じていた通り「気配りの人」だったのだが
ぢつは、お茶目で、可愛い感じのする人であることを発見した。
もっとも年長者であるEさんに対して
お茶目で可愛いって表現は「どうよ?」って気がするのだけれど。
……まっ。いいか♪

当然と言えば、当然なのだけれども人間には色々な顔がある訳で。
色々な顔を見ながら、付き合っていければ、それが最高。

Eさんとは4時間ちょっと一緒に過ごしてお別れした。
話足りないことは山ほどあって名残惜しかったけれども
「また逢いましょう」と言ってお別れした。
本当に、またお逢いしたいと思う。
きっと再会することもあるだろう……

Eさんとの再会を期待しつつ
今回お逢いできなかった方ともお逢いしたいなぁ~と思いつつ
また東京に遊びにこようと密かに決意を固めて、東京を後にした。

本当に良い旅だった。
同志F、N嬢、N嬢の父上、Eさん
で、もって、お逢いできなかったけれども気に掛けてくださった方…
楽しい旅をサポートしてくださった方々に感謝しつつ
江戸漫遊記は、これにてオシマイ!


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