今年中に娘の習い事を増やそうと計画している。
来年、娘が小学校に入学するまでに、どうにかしておかねばならない。勉強とかそう言う訳ではなくて、無駄に有り余る娘の体力を……だ。
娘は誰に似たのか超・体育会系。運動系の発達がやたら早く、常に体力が有り余っている。入園前から娘の体力を消費させることに全力を尽くしてきた私に、育児の先輩方は「幼稚園に入ったら大丈夫。特に最初のうちは、すっごく疲れるみたいだから」と言われていたけど、そんな事は無かった。「プールがはじまったら」とか「遠足の帰りは」とか「運動会の練習がはじまったら」などと、何かにつけて言われ続けてきたけれど、娘はそんなシュチュエーションでも疲れを見せる事は無かった。通園バスの中でも寝ないし、帰宅後も外で遊ぶ始末。
そんな私に育児の先輩方は「小学校に入ったら、すっごく疲れるみたいだから」と言うけれど、すでに私は「もう騙されないぞ!」と言う気持ちになっている。確かに小学校に入ったら慣れない人間関係や勉強で精神的なところは疲れると思うけれど、幼稚園ほど身体を動かす機会がないので体力はますます余ってくると推測される。「けっこうな距離を徒歩通学する」って事も、娘にとってはなんて事はないはずだ。娘はひと駅くらいの距離ならお散歩程度に歩くのだもの。
なので、これからますます有り余ってくるだろう娘の体力をどうにかする方法を見つけなければならない。私が遊びに付き合うのも限界があるし。
……とは言うものの、これがなかなか難しい。
娘は体力こそ余っちゃっているけれど、心はふんわり乙女なのだ。女の子っぽい事が大好きで、習い事を増やすにしても「男の子ばっかりなのは嫌」なのだとか。サッカーなんか手っ取り早くて良いかと思ったのだけど、却下されてしまった。それならバレエとかチアリーディングとかキッズダンスでも良いかと思ったけれどダンス系には興味が向かないらしい。「私は見る派だから」と娘談。
娘が夢中になれて、かつ女の子も習っているような体力的にハードな習い事を探求中だ。
娘は運動系なら何をさせてもそつなくこなす。サッカーの短期教室でもずっと習っている男の子達に負けていなかったし、スポーツに対する負けん気は強いので、どこに放り込んでもやっていけると思う。室内遊びをする時は女の子全開で遊んでいる娘だけれど、外に放てばワイルド系。木登りも鉄棒もウンテイも同じ年の女の子だとついてきてもらえず、男の子だったり年上の女の子に遊んでもらっているので「男の子ばっかりの習い事」でも大丈夫そうに思うのだけど、娘はどうしても嫌なのだとか。
私は運動大嫌いなインドア派だったけれど心は決して乙女ではなかった。娘は全くその反対。足して2で割ったら丁度良いように思うのだけど、それはそれで扱い難い気がする。周囲の人からは「娘さん、運動得意みたいだから楽しみだね。伸ばしてあげなきゃ」とか言われるけれど、私は娘が毎日楽しく過ごしてくれて、気持ち良く寝てくれたらそれで充分。娘を気持ち良く寝かせるために必要な運動量の確保は我が家にとって切実な問題だ。
習い事にも縁ようなものがあると思う。時間に余裕はあるのだから焦らず探していこうと思う。あちこちに網を張っていたら、そのうち何か引っかかるだろう。今日も午前保育だった娘は午後から片道45分ある道のりを歩いて買い物に行き、途中の公園で遊び、片道45分かけて歩いて帰宅した。元気で何より。明日も頑張ろう……って事で教の日記はこれにてオシマイ。