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最後の盛り上がり - 2006年05月26日(金)

『陽気なギャングの日常と襲撃』読み終える。

『幻の女』は、本格的にミステリーの世界に導いてくれた記念の作品だったかもしれない。ウィリアム・アイリッシュはたぶん今読んでも古さを感じさせないと思う。ニューヨークを舞台にした短編集なども好き。
途中「幻の女」というのが出てくるので少し知っているよという意味を込めてこの作品の感想。

さて、本作面白いのだけれど個人的に尻すぼみな感じで終わってしまった。エ!これで終わりという感じ。最後の話と種明かしがいまいち感がして、ちょっとあっさりしすぎているのではないかなと思ってしまった。
とはいっても途中のギャングとその周辺の人達との会話が楽しかったしいいかなという気もする。ただ、前作の方がたぶん新鮮味があった分インパクトが強かったのだろうな。


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