2004年10月17日(日) |
smoke screen |
忙しさから開放された帰り道
ひとりでいるのが寂しくて
家に帰りたくはなくて
小学校のかけた塀をのぼる
低く感じる塀
誰もいないグランド
近くにあるブランコに座り
最近覚えたタバコを咥え
煙を吐く・・・
明かりのついている教室の
そのひとつを眺め
短くなったソレを吸うこともなく
赤い光が消えるのを見つめる
MDから聞こえてくる歌を口ずさみ
前触れもなく消えてしまった教室から目そらす
火の消えたタバコをしまい
新しくつけたタバコを吸う
明るい教室に目をやり
ブランコを揺らしながら立ち上がる
暗い空へと煙を吐きながら
星を見上げて門を出る
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