Art-Hanaの日記

2007年06月24日(日) 水無月・・・に

紫、青、ピンク・・・と紫陽花が鮮やかな色に咲き誇ってきて、ぽた〜ん’とした紫陽花、小ぶりで可愛げな紫陽花の花々で辺りが、しっとりとして見える。紫陽花の花というのは、ほんま、品よく、しっとり・・・と落ち着いた風情になる。’あじさい’の「紫陽花」という字も紫の陽の花とは字の見た目にもしっとり品がある。紫陽花の花言葉は以前は「移り気な心とか恋」と云うたが、ここんところは「辛抱強い」「愛情」とかになっている。 六月という月は「水無月」というが、以前、何で六月を「水無月と水が無い月」みたいに言うん?と父に聞いてみたことがあった。そしたら「水無月」の「無」は「無し」と読むんでなく、「無」を「の」と読むんや。と云わはった。その時それでガテンがいったんを思い出す。そうそう、和菓子屋さんの店頭にも和菓子の「水無月」が目立つようになった。むかしから京都では「水無月」を六月三十日に食べることになってる。和菓子の「水無月」は、あと半年の無病息災のおまじないでもある。和菓子の水無月は、白い外郎(ういろう)生地に小豆をのせ、三角形に包丁されたお菓子で、三角形の形が特徴、これは暑気を払う氷を型どったものとされている。とある。 今年の「梅雨入り」は遅ればせながら京都にも来たけれどまだ明けへんようで・・・そうそう「梅雨」というのは、この季節は「梅の熟す時期の雨」という意味であるらしい。この梅雨の時期、うっとうして嫌いや〜、云う人もあるけど、わたしはあんがい、しっとり雨の中の紫陽花、ほうじ茶と一緒に食べる和菓子の「水無月」・・・と、ふっと落ち着いた風情を感じるこの時季が好いと思う。自然と云うもんは好い。自然はだいじに大切にしんと・・・。


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