Diary
沙希



 


残された文字のインパクトは強い。
視覚化された感情が
ぐさりと突き刺さる。

たとえば、今この耳に届いて消えてしまうものなら
何年後かに君はそれを見て
その想いの強弱をを思い出せるんだろうか。

君の中にあるもの
きっと半分も見えていないのに
どっかで敏感に察知してしまうのは
ただの心配性だからなのか。

否、80%近く予想があたっているために
ただの心配性ってわけでもないだろうけど。

何も気付かないほうが幸せ。
みたいなこと、結構たくさんあるの知ってるのに。ね。




平穏に過ぎていく日々に
満足しているんだけど。

ふと我に返って
何の変化もないことに焦る。

手っ取り早く最短ルートを辿って
『幸せ』っていわれるものを
掴み取ったとして
だからって満足するかどうかは
疑問だけれど。

今成り立っているこのバランスを崩さずに
動き出さなきゃいけない。

考えたって仕方の無い
その調節に、無意味に頭を悩ませている。





2011年02月13日(日)
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