2004年07月09日(金) 日々の暮らし方


例えば、すごく楽しい出来事があっても、明日の仕事の事を思うと力いっぱい楽しめない自分がいる。

大した仕事なんてしていないのに、いつもどこかで会社のことを考えている。
いつも会社につながれている気がしている。

せめて楽しみを見つけなくてはと思って、本や映画に逃避するのだけれど、それはあくまで逃避であって、月曜の朝がくれば現実に戻らなくてはいけない。
満員電車に乗って会社に行かなくてはならない。
閉塞感でいっぱいになる。

今の仕事を選んだ時から、趣味と仕事の区別はつけていたつもりだった。もう仕事は金を稼ぐための手段だと割り切って、趣味に生きようと。だけど、そうはいかない。一日の大部分を会社で過ごしていると、段々絶望的な気持ちになってくる。

受験生の頃、教室の窓から空ばかり見上げていた頃を思い出す。あの頃から私は、今いる状況から逃げ出すことばかりを考えていた。

自分に才能も努力も足りないことはわかっている。自分が歯車になるしか能の無い人間だとわかっている。だから、割り切っていたつもりだったのに、やっぱり割り切れない自分がいる。

生活していくということは大変なことだなあ。

捨て切れなかった夢を横目で眺めながら、タイムカードを切る日々。


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