2004年08月15日(日) 死ぬこと 生きること


ただ今、にわかにはまりまくっている山形浩生氏のサイト「死ぬこと。」を読んで、しばし落ち込みました。

そしてだからこそ、あなたたちは生きるってことを何も考えずにいられる。時間が限られ、残された時間はわずかで、できることもわずかだと考えたこともない。自分が何かを受け取り、遺すってことも考えたことがない。今が永遠に続き、自分は永遠にいると思っている。死ぬと思わないから、生きたいという欲望もうまれない。いるだけ。そんなやつが神妙な顔で言う。「生命は尊い」

何と言っていいかわからなくなります。あまりにも自分に当てはまりすぎて。私は命が有限だと頭ではわかっているのですが、筆者の言うとおり、実感を伴っていません。そもそも、死ぬまでにやりたいことってなんだろうと思ってしまいます。結局、人生を暇つぶしに費やしているに過ぎないのかもしれません。いかに努力せずに生きていけるかだけを考えて。

私は次の世代に何を遺せるのでしょう。たまにそんなことも考えてみたりするわけなんですが、結局、満員電車で足を踏まれてむかついたり、明日提出しなきゃいけない報告書があったりすると、すぐ忘れてしまいます。村上龍が「ラブ&ポップ」で指摘したように、強い気持ちや決意というのは日常生活の中ですぐ消えてしまいます。

生きる意味や目的を持ち続けて生きることは、私にとっては難しいことです。私は上の文章を読んで感銘を受けましたが、こんなに感動していたって、パソコンの電源を落とせば「お風呂に入らなきゃ」「明日も仕事だ」と日常生活に追われることになるのです。私はそれがとても悲しいことだと思いますが、しょうがないことなのかなとも思います。

つらつら考えているうちに、わけのわからないことになってしまいました。いつものように自虐で〆ることは簡単ですが、今回はそうしたくありません。まとまってなくて申し訳ないのですがこのあたりで。


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